人力バインダーに対抗していいネーミングを考えなくては・・・

「カバーステッチがなくても出来るバインダー作り」だな。うん。

まるでカバーステッチミシン不買い運動のようですが、私はカバーステッチミシン歴は長いです。
しかしその上で言いたい。
良いと思われているカバーステッチミシンを買って、名の通ったメーカーのラッパ(アタッチメント)を使っても、満足出来るようなバインダーはなかなか作れないという事実。
特に3つ折りは難しい。
裏の端っこがはみ出て、みっともないのしか作れない。
調整するネジはあるが裏に付いてていちいちラッパをはずさなければならない。
そうやって苦労して調整しても、生地の個性や圧力ぐあいで、途中から縫い目がズレてしまう。
バインダーしたいんだ!という家庭洋裁ファンにこれでもあたえておけ、程度のオモチャなのか、それともやっぱりバインダーは難しいものなんでしょうか。


さて、「カバーステッチがなくても出来るバインダー作り」ですが、長いので「カバなし」と仮命名しました。
今回挑戦するのは3つ折りです。


この赤で書かれた「縫い目」一発で、縫いつけるわ裏の始末もしてるわ、カバーステッチはすごい仕事をしているんだと思う。

しかし「カバなし」はこれを最少でも3工程して作らなければならない。

まず最初に見せかけのロックかがり。


次はそれを身頃の衿ぐりに縫い付ける。


この時、家庭用ミシンの「伸縮縫い」を使いました。
ジグザグっぽくなく、出来るだけ直線に近い感じにしました。


最後は表からステッチをして、全体を縫い止めます。


ここでも伸縮縫い(ニットステッチ)を使いました。
伸びは担保されているはずです。


なんだか不細工です。
練習すれば端っこもステッチ出来るかな。



身頃への縫い付けを、ロックミシンで縫ったほうが伸びが担保出来るな・・・

そうです、カバーステッチミシンの最大の売りは「伸びる目」だということなのです。
スミマセン、カバは今、電源を抜いて床に置いてあるので、その華麗なる縫い目をお見せすることが出来ません・・・

だから衿ぐりが狭いTシャツでも首が通るのです。

ニットソーイングクラブのノーマルな衿ぐりは、直線ミシンで縫っているので、厳密には伸びは担保されていないということですね。



とりあえず細~い衿を作ってみました。

調整100%で明るくしてみましたが、よく見えません・・・
幅1cmの3つ折りバインダーを作りました。
ステッチはヌーベルで縫ってしまいましたが、まあ、ちょっとは伸びます。
衿ぐりは60cmに計算しました・・・クビトオルヨネ?


布帛には試作用のシーチングがありますが、ニットには仮縫い用がありません。
考えなしに端を切って試作すると、その試作は大成功したのに、肝心の本チャンを作るのに生地が足りないという悲劇が怖くて、思いきった試作が出来ないのです。

絶対自分では着ないような色のニットを1mづつ集めるのも大事だな。





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