どうもー投資ロウトです!
 

学習に関して

 

学習目的

 

 

アプリをリリースしたとしても、そこが終わりではなく、これから長い道のりを会社という一つの組織として、船を漕いでいかなければなりません。知らないことがあったとしても、経営者として知らないでは済まされず、激動する時代だったとして、未来を見通した上で、最善手を打ち続けなければいけません。そういう意味もあり、先人の過去から学ばせて頂くというのが今回の学習目的となります。

 

 

アウトプット

 

 

パンドラの箱

 

 

主人公の恩人が懸念していたNTTの分断などは起こらなかったとのこと。当時の検察はそこまで手が回らなかったためとも言われているそうです。ただ日本の通信市場に競争が生まれたので、日本にGAFAが生まれていた可能性があるというお話もありました。

 

 

主人公の恩人に近い思考を持った大星さんはNTTからドコモの会社に島流しされてしまったとのこと。そこで大星さんは若手を部長に起用し、法人向けのビジネスを立ち上げろと指示をされたそうです。その部長は部下がいなかったため、寄せ集めのチームで、「インターネットを使って携帯電話の液晶画面に文字情報を配信する」という課題に取り組んだとのことがありました。それがやがてiモードとして、使われるようになるというお話でした。

 

 

そしてその時代、携帯のショートメールより通信料が安く、「着メロ」、「待ち受け画面」など斬新なサービスを作ったこともあり、平成生まれの自分はとても懐かしく感じました。

 

 

ただ経営者が入れ替わり、公社体質に戻ってしまったドコモの殿様商売が海外で通用せずに、iモードは世界に根付かなかったということで、1兆5000億円の損失を出して打ち止めとなったというお話もありました。

 

 

そして2007年にiPhoneが出た後も、ガラケーに固執したのもあり、スマホへの対応が遅れたというお話もありました。これが致命傷で日本メーカーの携帯電話は世界市場で完敗することになったというお話もありました。

 

 

また主人公に対する人質司法が続いていたとありました。勾留が100日超えたあたりから、検察のチームプレーに抗えなくなっていくということがありました。検事が壁に向かって立たせたり、椅子を蹴り上げたり、土下座させたりしながら罵声をあびせ、リーダーが仲裁に入ってきながら、「あなたの悪いようにしないから」と自白を促す。そして「僕らも上から言われて、色々大変なんだよ」と打ち明けるリーダーに、主人公は共感を頂くようになったいたということもありました。そして最終的に調書に署名をし、保釈金は2億円だったそうです。

 

 

主人公はその時53歳だったとのことでしたが、拘禁反応鬱状態と診断され、自殺願望に苛まれており、どこに引越ししたり転々としたとしても、メディアが付き纏ってくるとのこでしたと。ただそう言った病気の症状が落ち着いてくると、新たな戦いの準備を始めたと記載がありました。

 

 

通常であれば、早く社会復帰をした方がいいのに対して、主人公は再審をして徹底抗戦の構えを見せたとあり、主人公は受けた仕打ちを事細かくノートに記し、それを元に本を出版したとのことです。さらに最強の弁護団を作り上げて、戦いを起こしたとの記載もありました。

 

 

ただその裁判が決着したのは、13年の月日が経過していたとのことで、結論は「執行猶予付きの全面有罪」が弁護団と検察にも引き下がれるギリギリのラインだったというお話もありました。

 

ただ逮捕されたとはいえ、資産を全て回収できるわけではなく、主人公は発行済み株式の30%強を保有する大株主だったということがありました。保釈された時点での会社の評価は500億、都内に保有していた資産が500億円で、1000億円ほどの資産があったとのことです。

 

 

バブル崩壊

 

1990年8月にイラクがクウェートに侵攻して湾岸危機が起き、原油価格が上昇と金融の引き締めで、株価の大暴落が起きたとのこと。この時に日経平均は一時2万円を割り込んだと背景がありました。

 

 

そう言った状況もあり、重田という人物は不動産にあまり詳しくないですが、独自の嗅覚により支社の用地取得にストップをかけたそうです。ストップ理由は、土地の価格は高すぎるのもあり、おかしすぎるので買い控えろという指示を出したとのことでした。そして仕込み中の案件を全てキャンセルし、今すぐ売れという追加の指示も出されたそうです。そして1992年には地価も下落し、路線価も下落したとのことがありました。

 

 

ただ売り切れなかった不動産が不良債権となり、借入金の総額が1兆8000億円に上ったというお話がありました。ただ子会社をどうするかということで、議論が行われたとのこともありました。

 

 

と一旦以上で学習を区切りたいと思います。企業が大きくなると、会社の分社を切って、債務を消しにいくというのは世論が許してくれないというお話もありました。企業を経営する上で、組織としてどうあるべきなのかも経営者としては考えていかなければいけないんだと理解しました。焦らずコツコツ進めていきたいと思います。ご精読ありがとうございました。