どうもー投資ロウトです!
 

学習に関して

 

学習目的

 

 

アプリをリリースしたとしても、そこが終わりではなく、これから長い道のりを会社という一つの組織として、船を漕いでいかなければなりません。知らないことがあったとしても、経営者として知らないでは済まされず、激動する時代だったとして、未来を見通した上で、最善手を打ち続けなければいけません。そういう意味もあり、先人の過去から学ばせて頂くというのが今回の学習目的となります。

 

 

アウトプット

 

まだ終わっていなかった

 

 

日テレの記者が何かを掴んだとの噂を聞いたとのことです。最近になって社会民主連合の樽崎という人が主人公の会社に接触してきていると、名目は「国勢調査権に基づいて話が聞きたい」という名目だったそうです。そして「私と話していたことがバレたらあなたも困るでしょう」と政治家?が話されていたのも、あまりいい気持ちがしませんでした。

 

 

ただ実際は松原さんという主人公の側近の方が、樽崎議員に贈り物をしていたところを隠し撮りをされてしまったということでした。ただ自分は主人公が贈賄罪で問題になったにも関わらず、側近が同じことを繰り返してしまうのは、正直何で歴史から学ばないの?という疑問で理解できず、共感を頂くことができませんでした。ただずっと主人公を支えてくれた分社の社長が「主人公の野郎・・・」と言っていたのは、少し悲しい気持ちになりました。

 

 

そしてそれらの報道を見ていた地検は色めきたったとのことがありました。そして結果松原さんは懲役1年6ヶ月、執行猶予4年の有罪判決が確定したとのことがありました。

 

 

組織図はない

 

 

めちゃめちゃ面白かったのは、検察が「組織図を見せてください」と頼むと、社員は「そう言ったものはないと思いますよ」と回答。検察は「主人公の会社ほどでかい企業なら組織図はあるだろう」と、そして「職務権限表は?」と聞くと、社員は「何ですかそれ?」と。主人公の会社はそれぞれが社長なような組織となっており、一般的な縦の字のピラミッド型の組織であれば、そう言ったものがあるのが当然ではありますが、そう言ったマネジメントや組織方式がわかっていると、アンジャッシュのようなある意味すれ違いコントが起きているようで面白かったです。

 

 

また一点疑問が出てきたのは、会社は人数のステージが変わるごとにマネジメントの仕組みを変えていく必要があるという本を過去に読んだことがあります。しかしその本はこの主人公の会社には当てはまらず、大規模の組織だったとしても、ピラミッド構造のような組織にしなくてもいい可能性があるという自分の中で課題が生まれ、人によって積み上げているマネジメントの理論が違う可能性があることに気付きました。

 

 

検察・・・大組織なら、ピラミッド型で、組織図や職務権限表があると思っている。

社員・・・ピラミッド型ではなく、人事異動も多いため、組織図なんかなく、それぞれが社長のような動きをするため、職務権限表なんかない。

 

 

そして最後に検察の方がないと言われた後に「お前、ありませんでしたで済むと思っているのか」というのがとても滑稽なやり取りで面白かったです。ただ実態としては、チーム間の引き抜きや新しいプロジェクトがどんどん立ち上がったり、仕事の中身や担当者も3ヶ月で変わるような組織ではそう言ったものが作りたくても作れないという現状にあったとのことでした。

 

 

また面白かったのは、「今日は大事なミーティングがあるので、早く帰してもらえませんか。今日、決めないと査定に響くんです。」と言って検事を唖然をさせる強者もいたというのも笑わせてもらいました。

 

 

そして未公開株の譲渡リストを提出させ、受け取った政治家等に非難を浴びせ、「主人公の会社問題調査特別委員会」が設置され、主人公は衆議院に証人喚問され証言台に立ったということがあったそうです。そして蔵相が辞任し、ドミノ倒しが始まったということがありました。

 

 

ただそんな中NTTの会長が辞任と聞き、主人公は慌てて電話したとのこと。ただ会長は「78で、十分にご奉公はした」と、そして男らしく「悪いことは何もやってないから恥ずかしいことはない。こういう時はスパッと辞めた方がよく、小石が当たったようなもんだ」と。器が大きい人の発言は違うなと感じました。

 

 

ただ少し悲しくなったのは、社員の結婚式で「なんでリクルートの人なんかと」言われたというエピソードがあって、少し悲しい気持ちになり、東電の人の話を思い出しました。

 

 

https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00008.html

 

 

総務省が偏見は差別は無くしましょうと言っているように、東日本大震災の時に東電の人はかなり責められたりして、色々大変だったんだろうなとも感じました。ただ避難をせざるを得ずに生活を変えられた人もいるので、色々な視点に立つとそれぞれの方にはそれぞれの思いがあったんだろうなとも感じました。

 

 

ただ世論は色々あるとはいえ、巨大なプラットフォームを築いている主人公の会社のビジネスは、必要不可欠なサービスだったため、国民はサービスを求め続けたという背景もあったようです。

 

 

そして主人公はついに逮捕されたということがありました。そして検察は騒ぎを大きくするため、主人公が拘置所の門を潜る時間を事前にマスコミに教えていたとのことがありました。ここでふと合点がいきました。なぜ逮捕者が警察の車両に乗っているときに、マスコミが撮影できるかというと、検察が事件の大きさ等を元に世の中に広めるために、検察がマスコミに連絡していたんだと。

 

 

また少々汚いのですが、拘置所に入ると、全裸で四つん這いにさせられ、ガラスの棒を肛門に突っ込まれるというような「カンカン踊り」と呼ばれる儀式を行なわれるそうです。名目では痔の検査と自殺用の薬物等を持っていないかの検査と言われているそうですが、多くの人はこれでプライドをへし折られてしまうそうです。そして拘置所では被疑者は番号で呼ばれ、新聞や雑誌は買えないとのことでした。

 

 

そして検事がキツくして、事務官が優しく接するチームプレーがあることを弁護士から教わったというお話もありました。ただNTT法によって、民営化後のNTT社員はみなし公務員となり、主人公の恩人の方も収賄罪になり得たということがありました。

 

 

検察用語で証拠を見つけるために押収した資料を読むことをぶつ読みというそうです。そしてNTTとの決定的な証拠を見つけ出したというお話もありました。

 

 

そして検事は主人公を土下座させ、マインドコントロールにハマらせて、調書を取ったと本に記されていました。そして主人公も翌日には取り調べが酷すぎたのでそういうしかなかったという発言をしたとのこともありました。また検事は切り違え尋問だった可能性があることを行っており、本来は違法な捜査ですが、当時の特捜部ではそう言った手法で自白を取る検事が評価された時代だったとのことがありました。

 

 

と一旦以上で学習を区切りたいと思います。正直色々闇が深く、あまり言葉が出ませんが、令和と昭和で大きな時代の差を感じました。ご精読ありがとうございました。中々重たいお話ですね。