こんばんは投資ロウトです。
背景
中小企業で退職金を用意する際に、選択する手段の一つとして、中退共というものがあります。
先日資料請求をしており、それにより営業の電話がかかってきました。そこでいくつか質問を行ったので、その回答を記載しておきます。
問い合わせ
QA1:申込したい時に、即日社員は加入できるのか
A:yes
QA2:加入しても、振り込まれない条件はあるのか?
A:加入から1年以内だと退職金が支払われず、さらにその掛け金は失ってしまう(他の企業含めてプールされる)。また1年〜2年いないだと一部支給される。2年以上なら全額支給。
→これがかなり曲者でした。会社としては2年以上在籍してもらうと、退職金が支払われるので会社に留まってもらうことができるインセンティブが働きますが、1年以内で退職されてしまうと、そのお金はどうなるかというと、自社に返還されるわけでも社員に支給されるわけでもなく、中退共の全体の資金としてプールされるというお話でした。
QA3:引き落とし先銀行に指定はあるか?
A:ネットバンクは不可能。
→これも少し曲者です。。。
QA4:支払い方法はどうなるか?
A:中退共から直接社員に対して支払われるので注意。
QA5:過去の勤務に遡ることはできるか?
A:会社が最初に加入する場合は、遡ることが可能。上限は10年までとのことでした。そして遡ることができるのは、会社が初回に加入する時に限ってとのことです。
QA6:役員は入れないか?
A:yes(加入不可)
QA7:最低掛け金はいくらか?
A:正社員は5000円
→5000円 * 12ヶ月 * 2年(全額支給の絶対条件) = 120000円が最低支給されそうなので、社員にとっては多少でも支給されると嬉しいんですかね。最低金額なのでアレですが、色々工夫ができそうな箇所でもありますね。
QA8:会社が大きくなるとどうなるか?
A:そもそも中退共に加入できる会社の規模の制限はありますが、それを超えたとしても、確定拠出年金等に移行できるので、そこのあたりは問題ないとのことでした。
QA9:従業員の給料として引き落とされるものなのか?
A:No。会社の経費として引き落とされ、損金扱いになるとのことでした。
と一旦電話で問い合わせたのは以上となります。資料はざっくりとしか目を通せていないですが、かなり重要な情報も聞けたかなとも思います。会社として一緒に働く仲間が定年を迎えたとしても、年金と退職金をもらって安定して暮らせるためにも、会社がきちんと一緒に働く仲間の将来のライフプランも考えていく必要があるんだなとも理解しました。
ご精読ありがとうございました。焦らずコツコツ頑張っていきたいと思います。