プロ野球を見つめているものとしては、やはり今日の日本シリーズに触れなくてはなるまい。

7回あたりからの名古屋ドーム。

狂気じみた歓声が舞う。

まさかまさかの山井の怪投。

ドラゴンズファンも、その場にいる快感すら忘れていたのではないのでしょうか。

9回の岩瀬。

戸惑いのあと、仕切りなおすかのような大歓声。

深呼吸をする荒木。

唇をなめる井畑。

緊張を振り払う様を見せる中村紀。

落合監督の目も珍しく中空を舞う。

あとひとり。

そして歓喜の瞬間。

落合監督の鉄壁な采配は、53年間の屈辱の執念を表すものにふさわしいものでした。

インタビューの一言一言にこだまする狂乱の奇声。

名古屋は待っていたんですね。

幾度のチャンスも手から滑り落ちた積年の想い。

その喜びたるや想像を超えます。

そしてMVPを手にした男、中村紀洋。

人々の評価の厳しさを辛抱した自らの責任。

帽子に隠す涙。

一人の男を育て上げた落合野球の象徴でした。

実質的に終わりを告げた、2007年プロ野球シーズン。

使い古した言葉ですが、感動をありがとうございました。

来年の頂点はぜひ!ホークスに!