久々に野球を見て身の毛がよだちました。
そう、今日の甲子園決勝戦です。
凄い試合でした。
決勝という舞台が呼び込んだ感動という飛翔。
壮絶な試合ではない、野球の怖さ、魅力、それがあの逆転満塁ホームランにすべて詰まっていました。
8回までは広陵のエース野村の前に手も足も出ない佐賀北打線。
広陵は着実に4点を手にしていました。
4-0
誰しもが広陵の優勝という思いがちらつき始めたはず。
でも最後まで高校生の精神が呼び起こす結末は分からないものです。
あの回、8回の裏、スタンドは異様な雰囲気でした。
太陽の熱さと人間の熱さが融合したような異様な熱気。
満塁になったときのその先を焼き付けるべく視線。
白球はレフトスタンドの中央部へ。
甲子園の神が佐賀北高校に瞬いた瞬間でした。
被弾を受けた広陵高校、目の前で起きたことを理解するのに時間が必要だったと思います。
しかし無情の最終回。
前に行く姿勢を見せた広陵高校のナインたち。
その現実を理解することは酷なことですが、時間とともにこの夏を自分の中に蓄えて欲しいです。
全国4081校の頂点に立った佐賀北高校。
素晴らしいチームでした。
僕の注目は遅く、帝京高校との試合からこの高校に目を投じていました。
すべての試合が栄冠を手にした今、灼熱の喜びとなりました。
戦いを演じた選手もさることながら、巣立つ前の選手をまとめ上げた監督も賞賛に値します。
泣いていましたね。
もっとも多くの甲子園の風を真正面から受けた佐賀北高校。
その栄冠は記憶の中にしまわれます。
猛暑漂う日本列島。
今もその列島の中で黙々と土にまみれる高校球児たちの姿がある。
次の栄冠を手にする若者たち。
2008年。
新たな夏を期待します。