2025年11月3日から7日にかけて、モロッコ・マラケシュにて世界最大規模の理学療法とリハビリテーション医学の国際会議ISPRM2025(International Society of Physical and Rehabilitation Medicine/国際理学療法・リハビリテーション医学会世界会議) が開催されました。
本会議では、世界各国のリハビリテーションに纏わる理学療法士、医師、研究者、セラピストが集まり、最新の研究成果や臨床技術が発表され、その会議の開催期間中にフランスのEric Maupas医師によって護道に関するポスター発表が行われました。
ISPRMは、世界中のリハビリテーション専門医が参加する最高峰の国際会議であり、ここでの発表は 国際的な医療コミュニティにおける正式な認知への大きな一歩と言えます。
そのため、護道の理念・技法が国際医学の舞台で初めて体系的に紹介されたという点で大変意義深いものです。
発表では、護道が持つ自他護身(お互いを護る)の哲学、コミュニケーションと身体操作の融合という独自性、従来の護身術や接触援助との相違点、医療・介護・教育現場での必要性、フランス国内での指導実績などが、写真や図表とともに紹介されました。
また私が講師を務めているデザイン専門学校の生徒が制作した護道を漫画でわかりやすく紹介したPOPも会場にて展示されました。

護道は「安全配慮を重視した医療現場で役立つ革新的なアプローチ」として現地の参加者から高い関心が寄せられました。
「力ではなく、理解と尊重による支援」という護道の在り方は、障害分野に限らず幅広い領域に通じ、世界が求める「安全で人間的な関わり」の需要とも一致しています。
今回の発表によって護道の理念や技法が世界に認知され、さらに多くの国で研究や導入が進むことに期待しています。
今後さらに各国で臨床が進んでいけば「お互いを護りながら、信頼関係を構築する支援方法」が国際的なスタンダードになる可能性もあると感じました。
最後に今回の発表を行ってくださったEric Maupas医師をはじめフランス護道稽古会メンバーやスタッフの皆様、ISPRM運営事務局の方々、そして応援してくださる全ての皆様とのご縁に感謝です。ありがとうございました。
