先週金曜日、和束町の原山から鷲峰山に登った。行く前は和束町のことも、この町が宇治茶の40%を出荷している隠れ銘茶の産地だということも知らなかった。鷲峰山というより、和束町に感動して帰ってきた。


出発地点はこのバス停から。ここに来るには、JR大和路線で加茂駅まで来て、加茂駅からバスに乗った。


和束町観光案内所で鷲峰山登山道を確認して、登山道入口に当たる原山を目指して歩く。観光案内所で和束町は茶の名産地だということを聞いたが、確かに茶畑が多い。


和束町の役所や観光案内所のある所から30分くらい歩いた所に鷲峰山の参道を示す石柱が立っている。


登り始めて驚いた。辺りは茶畑だらけ。それもかなり標高が高く、茶畑、麓の和束町、遠方の山々、それが一体となって実に美しい。


いよいよ茶畑が終わり鷲峰山への登山道に入る直前、眼下を見て息を呑んだ。実に素晴らしい。奈良を歩き始めて1年半くらいになるか。奈良は絶景ポイントが至る所にある。しかし、ここは本当に絶景、文句なしの美しさだ。


茶畑を歩いているとこのように電線が走り、風車のようなものが回っている。自家発電にしては羽が小さいが、これはなんだろうと思っていた。下山した時に、たまたま茶畑で作業をしている人がいたので聞いてみた。これは、新茶の季節に霜が降りると、茶が焼けてダメになるということで地上の冷たい所に上の暖かい空気を循環させるための器具だということ。野菜は霜が降りると甘くなるというが茶はダメらしい。


鷲峰山登山道はかなり整備されている。観光案内所の女性は、道はかなり大変そうですよ、と言っていたが、大変ということはなかった。案外、灯台下暗しで観光案内所の女性に限らず地元の人が鷲峰山に登ることはあまりないようだ。


途中、ちょっと山水が流れるところと歩くところが一緒になっていて足下の悪いところが少しあったが、悪路というほどのものでもなかった。


鷲峰山金胎寺に到着。昔は修験道の地。相当栄えていたのでないかと思われるが、今は住職が常駐していないような寺となっている。


ちょっとさびれた金胎寺ではあるが、門の模様は天皇家の菊の紋様である。後醍醐天皇ゆかりの寺ということなのであろう。


修験者の行場巡り。ちょっと行ってみることにした。


ここからが本格的な行場巡りの地点かな?


下調べがしっかりしてなかったのと、時間が気になることもあって、行場巡りを完全にすることなく、ここから少し行っただけで戻ってきた。次回行く時には行場巡りもしっかり予定に入れて行きたい。


下山して、和束町に戻り、和束町の天満宮をお参りする。


神社は小さいが、神社への橋はなかなか立派である。


流石、銘茶の産地。「サイクリング」を「茶いくる」ともじっている。


山腹が茶畑だらけ。


さすがに日本遺産に登録されるだけのことはある。山腹一面が茶畑!茶畑が作り出す景色が抜群の美しさである。


この川が和束町を流れる和束川。和束町は和束川の両サイドに細長く伸びた町である。


和束町から歩いて木津川までやってきた。木津川に架かる恭仁大橋から川上を望む。


加茂駅に到着。ここからは電車で帰る。


この日は鷲峰山登山も含め、28キロほど歩いた。登山を考えると、まあまあよく歩いた。