昨日のハイキングは、大阪と奈良の県境くらいに位置する三郷駅から大和川を遡り、途中から支流の飛鳥川を遡って明日香まで行く予定であつた。 


王寺町を流れる大和川は市民のウォーキングやランニングのために良く整備されている。


私が歩いた大雑把なコース。川沿いを歩いて行ったので勿論、こんな直線ではないが大体の目安にして貰いたい。

 

 大和川側は支流が多い。大和川沿いにあった国土交通省の説明。


私は大和川の支流の飛鳥川を遡るつもりであった。だが、どこで分岐点を間違えたか、気がつけば飛鳥川の一つ手前の曽我川の堤を歩いていた。


曽我川も飛鳥川もほぼ平行して南の畝傍や飛鳥の方へ流れているので、今回は気にせず曽我川を遡ることにした。川面が見えないほどススキなどの雑草が繁茂した堤の道。こんな場所も多いが、さすが奈良。ウォーキングやサイクリングのための道はかなり整備されている。


途中、休憩がてら立ち寄った百済寺。なかなか立派な趣きのある三重塔。


日本は一神教の国では考えられないような神仏習合の国なのだが、この寺にはちょっとビックリした。この寺の境内に摂社なのか、ズラリと社が並んでいる。ここまであからさまな神仏習合の実際を見たのは初めて。なお、寺の入り口と並んで立派な鳥居も建っていた。


お昼のおにぎりを食べ、ひと休憩した後、再び曽我川を遡る。



川の堤には、あちらこちらに美しい花を目にすることができる。地元の人が植えているのであろう。



やっと橿原神宮で有名な畝傍山を近くから望見出来るところまできた。これは畝傍山を北の方から見た山の姿。


曽我川を歩いているつもりが、またまた分岐点を間違えて高取川を歩いていた。別に方向的に悪い訳ではないので、そのまま歩き続ける。


明日香と言えば、石舞台。ついに到着。しかし、到着時間が5分遅く、受付はしまっていた。


ただ、石舞台周辺は綺麗に整備された公園になっており、ここでひと休憩して、最終目的地の飛鳥駅に向かう。


飛鳥駅に到着。


歩いた距離は約33キロほど。6月に大和川から佐保川を遡り、奈良まで歩いた時は疲れ果て、体重が一気に3キロも減ったが、今回は1.5~2キロくらいの減で、体力的には少し余力を残している感じであった。ただ両足の小指にまめが出来、これが辛かった。家に帰って見たら、血豆にはなっていなかったが。