
私は不可能 派!
姓名判断に興味を持って少し知識を得て、たまにハナシのタネとしてその人の性格傾向をみたり場合によっては相性もわかるのでそれもみたりしてはいます。ワタシのタネ本自体が30年ぐらい前のものなのですが、現在のものでもあまり内容が違うこともないようですね。
少なくとも数字と運気の関係は統計学上では有意(=考慮に値する)の相関性はあると思っていいと思います。たとえば、1系統(1の位が1である11とか31など)は運気が良い、0系統(10とか20など)は零→なにもない→空亡ということで運気が悪い、といったものです。
ただ、姓名判断というのはあくまでも統計学のような性質があるとはいっても占いですから、100%の正確性を持つものではありません。わたし自身は相手の名前がフルネームで分かれば姓名判断である程度の運気や性格、自分との相性を推定しますが、あくまでも推定です。相手がどういう性分の持ち主であるのかを予想してみるだけのことで、これ自体は孫子の兵法に通じる発想ではあっても実際は会ってみないと判らない、そういうものです。運気を変えようとするために通称名を戸籍上の名前とは別に使う方もいますし、逆に運気を変えないとか仕事上の都合とかで結婚後も名前(実際には苗字)を変えないでいる方もいますので、姓名判断の類は人付き合いでは参考にはなってもその程度です。
なにせ、姓名判断で出てくる数字は詳細は割愛しますけど5つありますから、その数字相互の関係を考えるだけでも厄介なんです。姓名判断ではっきりわかる要素があるとしたら、その人の人生全体を俯瞰した時のおおまかな好不調ぐらいなのかもしれません。
有名な占い師さんの一人にゲッタース飯田さんがいますが、彼の場合は姓名判断のほかに生年月日を用いてみています。わたしも2005年かな、そのあたりで実はみてもらったことがあって、開口一番「闇ですねぇ~!2000年から闇ですねぇ~!」と飯田さんに喝破されてわたしも爆笑したことがあります。実際にそうだったのです。何歳のあたりで好不調の波が来るのかを正確に見るには姓名判断だけでは足りないということです。
人の性格というのもその好不調のなかで変わることがあります。なにかしらのきっかけで快活さが消えてしまったりするのは誰にしてもあることです(きっかけとしてわかりやすいのが災害や犯罪でしょう)。自分と相手の関係性が変わることで立ち位置がわからなくなっているときに「あれ、この人ってこんなんだったっけ?」ということもあるでしょう。
自分を取り巻く状況が変われば立ち振る舞いも変わるのは当然。なので、このネタに対するわたしの答えは「不可能」ということになります。