ブログネタ：紅白歌合戦は誰が印象的だった？
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全編を見ていたのでもないので実際に誰が印象的かなんて言いきれませんけど、期待以上（というよかある意味期待を裏切った、とも言える）圧巻の絶唱だった美輪明宏さんでしょ、やっぱ。
個人的には美輪さんだけ見られれば良かったのですけど、何の背景もなく、そしていつもの派手で女性を意識したような格好でもなく、三輪明宏というよりも丸山明宏として世に出た当時を彷彿とさせる（もちろん、そのころをリアルには存じませんけど）中世的な黒一色の衣装は意表を突かれました。
ただ、あの歌をあの場で歌い上げるにはむしろああするしかなかったのではないか、とも思われます。それは発表当時から話題となり、衝撃を以って受け止められて放送禁止のレッテルをも張られ、さらに性的マイノリティーでもあった自身を重ね合わせたかのようにも見える演出だったから。見た目ではなく、歌詞や自分自身の内面を観て聴いて感じてほしかった、と本人が考えていたとしたら、目論み通りに成功したと言えるでしょう。
後世にも語り継がれて当然の舞台でした。