生きている。肘をテーブルについてテレビに目をやる埋もれて魂だけになるそんな命を知ると同じくしてふと テーブルを見る向こうにある醤油の瓶かすかに波打っているわたしの鼓動を受け止めて生きている。生きている。いつかは形を変えるにしてもささやかでもすべては生きている。当たり前のことだけどいまもわたしは生きている。