こっちは珍しく朝の風景をちょこっと収めたもの。
10月28日に、ほんとに急に思い立って世界遺産になっている白川郷に車を走らせました。
それも日付が変わるぐらいに家を出て、夜道を走ること3時間40分
もちろんすべて一般道で走り抜けていきました。
ただ、そんな調子で行ったので、着いたのも余りにも早く、一度軽く観て回ってから2時間近く合掌集落から少し離れたところにあるコンビニで待って、6時前に行動開始
30枚ほど収めてきました。
その中から2枚。
「合掌集落」の石碑っていうか看板っていうか、それを目印にして南から道路を進むと、朝霧が包む集落。
こちらは重要文化財にもなっているのでご存知の方も多いと思います、「和田家」。
正直なところ、屋根の上を通る電線が邪魔だぁ~
とは感じましたが、これにしても現代の風景として捉えましょう。
もうひとつ感じたことがあって、それは、世界遺産というには意外なまでに規模がこじんまりしているんだ、っていうこと。
地域全体として合掌造を守るにはお金も手間もものすごくかかるのは承知していることとはいえ、残されているその数も決して多くないし、「和田家」の上の電線しかり、なんだかその家屋を残してさえいればいい、みたいな発想もあるような気がします。
合掌造を守るための人のつながり=「結」(ゆい)が残るのも大事ですが、同じ伝統のなかでこの家屋を残すのならば、せめて一般家屋の屋根の雰囲気だけでも合掌造を思わせるものにしてほしいし、電線の地中化もしてほしいものだと思いました。
そういう不調和な部分を感じて、ちょっとだけですが「世界遺産」というブランドに対して幻滅を覚えたのも事実。
維持していくのも大変なのは分かりますが、そういうブランドを維持するのも自分たちの努力いかんだ、という当たり前の自負を感じられなかったのは残念。
とはいっても、来て損はしなかったかな?
今度来ることがあったら、こちらで1泊して、翌日は白山スーパー林道を通って石川に出るっていうのをやってみたいものです。