熱田の杜の石見神楽 | 木曜27時からの延長戦 on the WEB (Ameba Ver.)

木曜27時からの延長戦 on the WEB (Ameba Ver.)

日常で感じたことやら、あるいはブログネタで引っかかったことやら、ココロの闇を深めながら書いていきます( *´艸`)
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八岐大蛇(やまたのおろち)のお話、これはいわゆる国作り神話のなかで一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

行状が過ぎて天上の世界から追い出されてしまったスサノオノミコトが出雲の地で出会った親子を八岐大蛇という怪物から救って、娘を妻にしたというお話。

ちなみに、このお話のあとにスサノオノミコトが妻としたクシナダヒメと一緒に住んだのが松江市にある八重垣神社、妻のクシナダヒメが祭られているのが奥出雲町にある稲田神社で、稲田神社にはわたしが学生時代のころの知りあいの方がが住んでい・・・たはずですが、いまはどうだか。



さて、このお話自体は石見神楽(いわみかぐら)では定番の出し物のようになっています。熱田神宮の本宮遷座祭の一環として、益田市石見神楽神和会の皆さんにお越しいただいての奉納として「八岐大蛇」が舞われるということで、見に行ってきました。

この話がそもそもよく知られていますし、スサノオノミコトと八岐大蛇とのバトルっていうのはやっぱり絵になりますからねぇ~。

学生の頃に一度この神楽を目にしたことがあっても、やっぱりすごいものですわ。



で、その話にあわせて画像のほうも出していきましょう。



天上界を追われたスサノオノミコト、出雲の地をさまよっています。



木曜27時からの延長戦 on Ameba-スサノオノミコト


川を流れてきた箸があることで人が住んでいるのだと分かったスサノオノミコト、その川に沿って進んでいくと・・・

年老いた夫婦とその娘がいました。

この親子に会ったスサノオノミコト、八岐大蛇の話を聞かされます。




木曜27時からの延長戦 on Ameba-八岐大蛇(2)


毎年、八岐大蛇という怪物に娘を取られてしまい、ここにいるのが最後の一人、でももうじき八岐大蛇がこの娘をも喰らいに来る、といいます。

その話を聞いたスサノオノミコト、毒の入った酒を用意して、それを八岐大蛇に飲ませて、酔って身動きが取れなくなったところで退治しよう、と提案します。

見返りに娘を妻にしたい、とも言うスサノオノミコトに親子も同意して、さっそくお酒を持ってきました・・・




木曜27時からの延長戦 on Ameba-八岐大蛇(3)


って、持ってきたのが盛田の酒樽っていうのが、いかにも地元だなぁ~



さて、しばし待つこと、八岐大蛇がやってきました。

ヤマタ、ということで分かるように、頭が8つの大蛇みたいな怪物。

もう、これが暴れる暴れる。

これでもか、っていうぐらいにうねり回るは、酒や酒樽を巡って取り合うは・・・。




木曜27時からの延長戦 on Ameba-八岐大蛇(4)



木曜27時からの延長戦 on Ameba-八岐大蛇(5)



木曜27時からの延長戦 on Ameba-八岐大蛇(6)




で、さんざんはしゃぎまわった挙げ句、酔いが回ってぐでんぐでんになり、やがて潰れてしまった八岐大蛇。

その頃合を見計らって、スサノオノミコトが登場。八岐大蛇の退治を始めます。




木曜27時からの延長戦 on Ameba-八岐大蛇(7)


スサノオノミコトに攻撃されてさすがに目を覚ました八岐大蛇。やられてなるものかと反撃を開始!

その様子も迫力なんですよ~。


木曜27時からの延長戦 on Ameba-八岐大蛇(8)



大格闘の末に八岐大蛇を倒したスサノオノミコト、八岐大蛇の中から出てきた刀を天に住まう天照大神に献上します。


木曜27時からの延長戦 on Ameba-八岐大蛇(9)



この刀が熱田神社に祭られている草薙剣(くさなぎのつるぎ)です。

ちなみに、実際にスサノオノミコトを舞っていた方は、こちら。



木曜27時からの延長戦 on Ameba-八岐大蛇(10)





ということで、わざわざ石見神楽を呼んで神楽を舞ってもらった熱田神宮、さすがです。

しばらく島根のほうには行けていなかったので、懐かしさがこみ上げてきましたわ。

近いうちに行きたいなぁ~。

6月のホーランエンヤにも行けなかったし。


・・・っていうか、沖縄に行ってきたばっかりで仕事のほうも無くして金欠になってるっちゅうに、そんなんでえぇ~のんか!?