早朝ランニング終了!
家から近くの病院までの距離を往復していきました。
約25分。
今日の運動について、
で調べてみました!
距離にして約4.1km
消費エネルギー 274kcal
食事にたとえると、
おにぎりなら1.7個分
クッキーなら5枚分、
アンパンなら1.5個分
チーズケーキなら1.1個分
ラーメンなら0.5杯分
生ビール(中ジョッキ)なら1.4杯分!
板チョコなら0.8枚分・・・!!
ここまで教えてくれるんですね!
この『キョリ測』、便利なサイトですね!
このように、今はインターネットを使うとなんでもできちゃう時代なんですね~!!!
さて、今日は、
厚生労働省による
『健康のための身体活動指針2006』に沿って、運動について考えてみます。
この指針は、体格による消費エネルギーの違いを考慮するために
考え出された指針です。
同じ運動をした場合、40kgの人と、80kgの人とでは、消費カロリーが違いますからね!
詳しい内容はこちらの
『エクササイズガイド2006』 を見てくださいね。
つまり、活動強度を『MET』という単位であらわし
METに時間をかけた値が『エクササイズ』となります。
その値に1.05と体重(kg)をかけると、エネルギー消費量が出てくるというのです。
エネルギー消費量=1.05×『エクササイズ』×体重(kg)
さて、今日の私の運動を、この式に当てはめて計算してみます。
ジョギングの運動強度は、7MET
時間は25分 (0.42)
MET×時間=『エクササイズ』(MET・時)
になるので、
7MET×0.42(時間) =2.94エクササイズ
体重は・・・(笑)
これを計算すると、
先ほどの運動による私の消費エネルギーは、
151kcal でした
こんなサイト もありました。
これなら簡単に計算できますね
最初にお示しした『キョリ測』の消費カロリーとかなりちがっていますが・・・
これは、どちらも計算上の値です!
実際の消費エネルギーに関しては、
正確な数値で知る必要はなく
何をどのくらいたべて、どのくらい運動したら
自分は体重がどのくらいかわるのだろうか?
と、自分の体に敏感になることです。
本来の消費エネルギーの考え方は、
基礎代謝×身体活動レベル
で求めることができます。
この考え方については
厚生労働省 基礎代謝基準 を参考にしてください!
つまり、
18から29歳の女性なら、
身体活動レベルは1.5~2.0 です。
運動量によって異なってきます。
基礎代謝は、基礎代謝基準値×体重をかけることで計算することができます。
18~29歳女性なら、基礎代謝基準値は22.1になります。
つまり、
私の基礎代謝は、計算上1082kcal です
私の身体活動レベルは、おそらく1.75位だとおもうので
1082×1.75=1894kcal
となります!
この考え方では、
同じ体重の人なら基礎代謝は皆同じという考え方になってしまいます。
体脂肪率という言葉はご存じの方が多いと思いますが、
この体脂肪率、
つまり
『身体に占める脂肪の割合』
の違いで、基礎代謝は変わってきます。
ですから、
一概に 基礎代謝=基礎代謝基準値×体重
で求める基礎代謝は、
正確 というわけではないんです。
こういう数値は、あくまで目安です!
本当に性格な基礎代謝を測るには、
ダグラスバック法 という方法や
呼吸代謝測定器
というもので
測定します。(私の大学の研究テーマでした)
ここで、落とし穴。
スポーツ選手は、一般の人に比べて、筋肉量が多いので、体脂肪率が低くなっています。
筋肉量の多い人は、その筋肉を維持するために内臓量も多くなるんです。
筋肉や内臓が多くなると、
基礎代謝が高くなります。
ですから、スポーツ選手の場合、
基礎代謝基準値×体重で求めた基礎代謝では
誤差が大きくなり、実際よりも低い値になると言われています。
そこで、提唱されているアスリートの基礎代謝計算式は、
基礎代謝=28.5×体重×(100-体脂肪率(%))÷100
たとえば、体重75kg、体脂肪率10%のアスリートの基礎代謝は
1924kcal
となります!
こちらの値の方が、実際の基礎代謝量に近いといわれていますが、
まだまだ検討の余地があるようです。
今後の研究に更なる期待を・・・!
日常生活においては、基礎代謝がどのくらいかを把握する必要は、
あまりないと思いますので、
繰り返しますが、
どのくらい食べたか(摂取エネルギー量)、
どのくらい運動したか(消費エネルギー量)
を知ることが大切です!
そして、忘れてはいけないのが、
体重測定
です。
私は、あまり細かいカロリー計算は好きではないのですが・・・
栄養士としては、食品のカロリーと消費エネルギーについては
詳しく知っていたほうが
より説得力のある栄養相談ができるだろうと
感じている今日この頃です。