来週、食中毒の勉強会をすることになりました

勉強しなきゃ~~!!!
対象は会社の配送員さん(ヘルパー)。
誰にでもわかりやすく、かつ、衛生の高い意識を持っていただく内容で考えなければなりませんね。
池上彰さんになったつもりで!!
わかりやすい原稿を考えようと思います

食中毒といえば、最近テレビで多くの話題が報道されていますね。
焼き肉えびすのユッケ、O-111
牛角のハラミ、O-157
そして最近ドイツで拡大しているキュウリ、O-104
どれも腸管出血性大腸菌といわれるもの。
実際、死者が出ていることからもわかるように、
生命にかかわる危険な食中毒菌なのです

腸管出血性大腸菌とはなんでしょうか?
『べろ毒素』という毒素を生産します。
このべろ毒素は、腸管の血管につくと出血を伴う腸炎を引き起こします。

つまり、血便が出ます。
この毒素が腎臓に回ると、溶血性尿毒症症候群(HUS)になり、
腎臓が動かなくなります。
腎臓が動かないと、体の毒素を体外に出すことができないので、毒がたまります。
また、おしっこができなくなります!!
この毒素が脳に回ると、脳神経障害になり、脳症になります。

怖いですよね、
まさか、食事をしただけで死んでしまうなんで、思いもしませんよね。。。
思い起こせば今から約15年前。
1996年の5月末に発生した、学校給食の集団食中毒O157 。
かなり昔のことのように思いますが、もう15年たったんですね。
聞きなれないO―157という言葉に『???』と思った記憶があります。
ここ10年に関していうと、腸管出血性大腸菌の原因菌はほとんどがO-157 でした。
O-157 に感染した方はここ10年で約2600人、亡くなった方10名ほどだそうです。
それに対して O-111は、今回のユッケ事件が生じるまで10年間で死者は出ていませんでした。
ごくまれに見られる病原菌であるようです。
O-111は、O-157と比べて、
高齢者や子供、つまり抵抗力の弱い人、また男性よりも女性が感染しやすい
という特徴を持っています。
では、どうしたら、食中毒を防ぐことができるのでしょうか?
