ラックヘルスケア株式会社主催ワークショップに参加させていただきました!
テーマは『ちゃんと座っておいしく食べるために』
ということで、車いすでの正しい座り方、食事をしやすい姿勢について勉強してきました。
70歳以上の高齢者にとって、嚥下困難・咀嚼困難というテーマは身近なテーマ。
にも関わらず、嚥下困難がおこっていても気づかず、肺炎を起こしていることも結構あるようです。
嚥下困難、口から食べることが難しくなった…と考えた医療従事者の中にも
口から食べれなくなったからといって、簡単に胃瘻を作り、そのまま経口摂取を止めてしまう。。
というケースもあるそうです。
管理栄養士の立場としても、『口から食べること』をもっと大切にしてほしい!!
ですから、このテーマを学ぶことはとても重要なのです!!
どうして口から食べることができなくなったのか?
改善できるポイントはないのか?
そのポイントの一つである『姿勢』。
本日聞いてきたことを簡単にご紹介いたします
食べるとき、筋肉の硬直、筋緊張が起こっていないか?
まず確認します。
筋緊張をほぐすために、マッサージなどすることももちろん大切です!
でもそのまえに、どうして筋緊張がおこっているのか?
その原因を探りましょう。
その原因の多くは、『悪い姿勢』。
姿勢を見直すポイントは7つ
①座面の安定
②シートクッション
③おしりのスペース確保
④側方からのサポート
⑤脚の高さ
⑥腕の位置
⑦姿勢のバリエーション
椅子からずり落ちていないか?⇒すり落ちない姿勢を探る。
クッションなど(タオルでも代用可)敷いているか?⇒座面が安定しやすい。
背もたれが90度のものになっていないか?⇒S状の方が腰がフィットする。背もたれが変えられない場合は背中いタオルを挟むなど、おしりがフィットする空間を作る。
脚の高さは低くないか?高くないか?⇒低すぎ、高すぎはずり落ちたり、体幹の圧迫につながります。
肘かけの高さは適切か?⇒腕はちょうど肘が楽に置かさる高さがベスト。
姿勢のバリエーション⇒同じ姿勢ばかりだと、体の一部分への負担が大きくなる。
車いすからずり落ちた状態
こんな姿勢になっていませんか?
体が緊張状態になっていませんか?
今一度、車椅子での姿勢を見直し
姿勢が崩れる原因を探り、解決し、食べやすい姿勢、環境を作りだしましょう
大変勉強になりました
知れば知るほど奥が深い、嚥下・咀嚼困難・・・
もっと勉強しなくては