晴れたり雨が降ったり・・・
最近は変な天気ですね。
今日は一日晴れるらしいので!
ゴールデンウィークを楽しみたいと思います!
さて、4月に入ってから、私はこんな症例に出会いました。
「ずっと前から糖尿病なんだけど、最近数値が安定してきたんですよ~。
でも、腎臓の方は少し悪くなってきてるみたいなんですよね。」
このような方には、どのようにアプローチすればよいでしょうか?
「①ずっと前から糖尿病なんだけど、②最近数値が安定してきたんですよ~。
でも、③腎臓の方は少し悪くなってきてるみたいなんですよね。」
①ずっと前から?
→いつからなのか?
糖尿病は、沈黙の病気といわれています。
初期の頃は、ほとんど自覚症状はなく、
コントロール不良な状況が10年程続いたころにようやく、
のどが乾いたり、体重が減ったり、たくさん水を飲んだり、尿がたくさんでたり・・・
といった自覚症状が出るといわれています。
さらには、3大合併症と言われる糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病神経障害
が発症する可能性が高くなります。
さらには、高血圧や脂質異常症を併発していると
動脈硬化症や心疾患、脳血管疾患なども発症する可能性も高くなります。
ですから、糖尿病です。と言われる方には、
まず、「いつごろから糖尿病と言われ始めたのですか?」
と質問することが大切です。
10年以上前から・・・という人は要注意!です。
自覚症状や血液検査データ、尿検査から、合併症が出ていないかを見極める必要があります。
むくみはないか?尿や便は出ているか?体重に大きな変動はないか?
血液検査では腎機能の確認→クレアチニン、尿素窒素、カリウム、ヘモグロビンA1c、血糖値、ヘモグロビン など貧血を表すもの。
尿検査では尿糖は?尿たんぱくは?
血液検査データなどを持っていない人でも、
糖尿病と診断されてから10年以上経過しているなら
合併症の危険がある!ということをお知らせしてあげましょう。
「糖尿病が治った?!の危険②」へ続く
