とあるウエイトジムのトレーナ―に
「アスリートはトレーニングに応じて体重あたり3~5gのたんぱく質をとるべき!」
と言っていたらしい。
スポーツ栄養学の見解では、たんぱく質摂取量は、体重あたり2gまで。
それ以上たんぱく質を摂取しても、
筋肉などの体タンパクの合成には使われず、体外に排泄されるといわれています。
この情報をうのみにしないために、たんぱく質の過剰摂取がもたらす影響についてまとめてました。
・腎臓に負担がかかる。
腎臓は体の毒素成分を体の外に出す働きがあります。(尿として)
体の毒素成分は、たんぱく質を分解したときにできるアンモニアがもとで発生します。
たんぱく質をたくさん摂取すると、この毒素成分を体の外に出そうと、腎臓が一生懸命仕事をします。
だから腎臓が疲れてしまうのです。
腎臓が疲れると、体が疲れやすくなったり、抵抗力が落ちたり、貧血になったりします。
また、腎臓から毒素を排出するためには水分も必要です。
十分な水分を摂取しないと、悪循環が生じます。
・肝臓に負担がかかる。
肝臓は、食事でとった栄養を体の各部分で使いやすい栄養素に作り替える働き(代謝)をするので
体を作るための重要器官!
他には体にとって不要なものを分解したり(アンモニアもその一部) (解毒)
脂質を分解するときに必要な胆汁を作ったり・・・
実に忙しい!!
つまり、たんぱく質をたくさん摂取すると、アンモニアがたくさん生成され、
肝臓は解毒作用で忙しくなります。
すると、他の仕事に影響が出ます。体を作る仕事がおろそかになります!
→筋肉合成にも影響がでる
・腸内環境が悪化する。→下痢、便秘の原因
プロテインは悪玉菌のエサになる。
・カルシウムの低下→骨がもろくなる。
たんぱく質にはリンが豊富に含まれています。
リンはカルシウムと結び付きやすいため、
体の中にリンが増えると体の中のカルシウムを奪ってしまいます。
このように、弊害はたくさんあります。
やはり、食事の基本はバランスが大切!
偏った知識を改善するためには、弊害を示してあげることは大切ですね。
自分ももっと勉強しなきゃ!!