生でレースを見逃した方もインターネットでしっかりとばんえい記念をご覧いただけます
とにかく何もかもが感動的でした
スタートのファンファーレは「旧ファンファーレ⇒新ファンファーレ」
しかも自衛隊の生ファンファーレ
まず、これでヤラれましたねぇ~
4場開催時は重賞ファンファーレは旧ファンファーレ(←なんかこの表現ヘン(^^;)で、これはこれで味があったんですけど、新ファンファーレも1年をたつとなじむもんですねぇ~
最初は何となく「違和感」があったんですけど、今では新ファンファーレも心なしか「重賞の威厳」をあらわしているような気がしました
そして肝心のレース
さすがに1000キロ(牝馬は980キロ)のレースだけあって、いつもの第1障害まではすいすい行くっていう展開ではなく、第1障害ですでにゆったりペース(っていいますかこれだけ重い斤量ならすいすい行けないです)で展開していきます
トモエパワーが第1障害で少々苦戦しているのが映ったときはちょっとビックリしましたが、この馬はどちらかと言うと前目で行く馬ではないので、あまり心配はしていませんでした
1~2障害間はとにかく再三再四止まっては歩き止まっては歩きで、勝負どころの第2障害へむけて一歩ずつ進んでいきます
そして勝負の第2障害・・・
いつもよりたくさん止まって息をととのえて、目の前の障害にそなえます
まずは最初に仕掛けたのはトモエパワー
でも、一発では障害は上がりません
トモエパワーが仕掛けてから他の馬も障害に挑み始め、「どの馬が最初に第2障害を越えるか」手に汗にぎる展開が続きます
そんな中、最初に仕掛けたトモエパワーが最初に障害をクリアーし、ばんえい記念連覇へ向けて渾身の走りを見せます
2番手はミサイルテンリュウが越え、あとは大きく間があいた展開になりました
障害降りてからゴールまで、最初に降りたトモエパワーが一歩一歩確実にゴールに向けて歩き、途中何度か止まったものの、2番手で降りたミサイルテンリュウとの脚色の差は歴然で、そのままトモエパワーがばんえい記念2連覇のゴール
2着はスターエンジェル・スーパークリントンに猛追されるも、第2障害を早く降りたアドバンテージをいかしてミサイルテンリュウが執念の2着死守
まぁ~とりとめなく書いていきましたが、とにかくすごいレースです
ばんえい記念はこのレースだけは別格です
このレースに限らず「ばんえい競馬」に対して否定的な見方をされている方がいるのも十分承知しております
(あれだけムチ打って「虐待」ではないか・・・等)
ですが、このスタイルは昔の北海道ではよく見た風景であり(スタイルは今とは全然違いますが・・・)、馬に対して沢山の愛情を注いでいます
これが北海道スタンダードなんです
これが北海道の文化なんです
仮に「虐待」していると言うなら、なぜあんなに馬に装飾を施すのでしょうか?
虐待をしていると感じれば、馬は我々人間に立ち向かってくるでしょう
馬に立ち向かわれれば、相手は1トンを越える馬体です
人間はひとたまりもないでしょう
少なくともワタクシは「虐待」だとは一切思っておりません
ばんえい記念は「馬にとっても騎手にとっても調教師・厩務員、出走する馬に関わる全ての人にとって晴れ舞台」なんです
あのレースから我々人間は何かを得ることは多いはずです
馬券うんぬんを超えた何かがあるのが「ばんえい記念」であり「ばんえい競馬」なんです
今年度の開催は終わってしまいましたが、また4月から新年度の開催がスタートします
1年間頑張ったばん馬たちもしばしの休息を経て、また来年度は元気に帯広の馬場に帰ってきてくれると思います
そして、再び「ばんえい記念」に向けてアツいレースが繰り広げられます
まだまだ安定的な経営になるには困難な道のりが続くと思います
ですが、あの重い重量を背負った馬たちが頑張っているのに、我々人間が頑張れないわけがありません
来年度もみなさん「ばんえい競馬」を楽しみましょう!
そして、まだ「ばんえい競馬」を見たことのないみなさんもぜひぜひご覧ください
馬の大きさにビックリしてください
馬の力強さに驚いてください
レース後の馬の優しい目に癒されてください
来年度もワタクシは「ばんえい十勝」を強力にプッシュしていきます!!!
追伸
ちなみに馬券は・・・
トモエパワー⇒ミサイルテンリュウの馬単を見事にゲットしました!!!
(って、そんなのどうでもいいです。迫力あるレースが見れただけで満足です)