この手のニュースは必ずと言っていいほど「廃止」ありきの報道に走って、あたかも「廃止」が確定的なような論調になる
冗談じゃないっすよ!!!
事実報道するのがマスメディアの責務であるのに、何なの???
融資のいきさつについてはまだイマイチ理解できない部分があるのですが・・・
とりあえず、わかった部分でワタクシが言いたいことを少々・・・
岩手競馬の構成団体は
岩手県・奥州市(水沢競馬場のあるところ)・盛岡市(盛岡競馬場のあるところ)の3つです
今回、「廃止」と記者会見で宣言したのは「岩手県知事」です
と、いうことは、岩手県が競馬から手を引くことを宣言しただけにすぎず、奥州市・盛岡市は廃止ということを明確に言っていません!!!
※奥州市は「存続の道を検討したい」ということを明確に言っていることから、廃止には反対の立場であると言っていいでしょう
従いまして、新聞報道等で言われているような「岩手競馬廃止」というのは間違った報道であると言えます
このパターンは「ばんえい競馬」のときと全く同じです
ばんえい競馬は「旭川・北見・岩見沢・帯広」の4市で構成される「市営競馬組合」によって成り立っており、最初に旭川と北見が今年度限りでの撤退を表明し、その後岩見沢が撤退表明し、という具合で展開していき、あとはもう皆さんご存知の通り、帯広市は「ソフトバンク・プレイヤーズ」の支援のもと、来年度は単独開催を決定したのであります
ばんえい競馬のときはワタクシも全く予想だにしなかったくらい「ネット上」での存続への動きがあっという間に広がり、気がつけば
(矢野吉彦さんを発起人とするばんえい競馬が安定経営していくための施策を募集しているサイト)
など、とてつもない速さで支援の輪が広がり、存続の署名も多数集まり、そしてソフトバンクプレイヤーズの支援によって、奇跡的とでも言うべき存続への道が生まれたのはこの「ネット上」での力が大きいということはソフトバンクプレイヤーズの藤井社長がテレビのインタビューでおっしゃっていました
年間290億の売上を稼げる企業は岩手県には他にはありますか?
赤字なら廃止と言ってますが、赤字圧縮のための方策については十分な議論がなされていましたか?
本当に万策尽きたのでしょうか?
可能性を否定した段階で全ては終わってしまいます
構成団体から岩手県が「いち抜け~た」って言ってるにすぎないのですから、奥州市と盛岡市で新たな競馬組合を立ち上げるってことだって可能なわけです(財政的な問題はあるでしょうが、それはひとまずおいといて、可能性のあることという部分で言っています)
盛岡競馬場は国際基準の競馬場なわけです
と、いうことは、オーロパークで国際的なレースをやれるわけですよね
JBCで大井競馬場とすったもんだやっているくらいなら、オーロパークで国際レースをやったほうが、経済効果にしたって地域アピールにしたって十分可能なわけです
「困ったことがあるなら、みんなで考えようよ!」
先程みちのくレース勝ち馬総研『勝ちそー』 を聞きました(ポッドキャスティングですが・・・)
岩手競馬も存続のために、どんどん表に出てアピールしまくってください!
目立てば、必ず人はふりかえります!そして「何したの?」って気にしてくれます!
で、最後になりますがばんえい競馬の存廃問題のときに集まった「地方競馬騎手たちからのメッセージ」 (グラコムさんのサイトの中にあります)を読んでください
廃止になると、こうゆう状態になるということが騎手の方が切実に語っております