6月も終わろうとしています。

毎年この頃は

きりつっこ達の電池が不足してくる時期

高校生にとっては通学や単位が危うくなってきたり、リモートの融通が効かなくなってきたりと、悩ましい時期となります。

親御さんにとっては、通信制への転校も視野に入れて考え始める時期ではないでしょうか。

そこで、

今日は会員のお母様が書きました手記を、

ご紹介します。

今後の進路の選択などの参考にしていただけたら良いでしょう。


 

娘は、中学生の頃、体調不良が続き起立性調節障害と診断されました。

症状は血圧低下とめまい、嘔吐などの症状。さらに貧血体質であったため登下校は途中倒れてしまう可能性があり、送迎が必要でした。

それまでの娘は部活動にも積極的に参加し、体力も十分ある方でしたが体調不良とともに心にも問題を抱えるようになってしまい

起立性調節障害」のほかに、社会適応障害」と診断を受けました。診断を受けた娘は、回復する方法を見出せず、途方に暮れ、悩み葛藤する日々が続きました。

心身の休養が必要だった当時の娘は、高校進学という環境の変化と共にコロナ禍という中、当時在籍していた高校のオンライン授業の学習スタイルに戸惑いがありました。SNSを使用することに大きな不安を抱えていたからです。高校1年生の娘は悩み続けました。休学という選択肢をしつつ、先の見通しが持てないでいたのです。

そんな、知り合いよりA通信制高校のことを聞きました。

娘と見学へいき、教頭先生の面接を受け、転入をすることを決めた娘は「高校卒業の資格を取る」という目標を持ち、力強い眼差しになったことを今でも鮮明に覚えています。

そして、

A通信制高校高校1年生を再スタート。スムーズに通うことが難しい時もありました。しかし娘は先の見通しを少し持ちながら、マイペースに通学する日々を過ごし続けました。それは娘自身が休養をとった時に心と体と向き合い、折り合いをつけながら今できることを1つ1つクリアしていくという地道な1歩1歩を見つけたのだと思います。

学習に対しても不安を持っていましたが、レポートは娘にとって取り組みやすい内容だったため、コツコツと進める事ができたようです。

 その後、高校2年生に進級した娘は、進路を考えるようになり、担任の先生に相談しました。進路先の大学は娘にとっては夢のまた夢、という思いでしたが、先生との話の中で実現できるかもと大きく気持ちが変わりました。それからは検定の資格をとったり、レポートを提出したり、どんどん前向きに勉強と向き合う娘になりました。努力する娘を身近で見て感じたことは、【自分自身とマッチした環境を見つけると、難しいと思っていたこともチャレンジしてみようか、と変化していく】

そんな力を持ちはじめることができると、わかりました。

起立性調節障害や社会適応障害と言われ完治することはなくとも、自分自身でコントロールをして体調を整えていく、先の見通しをもつということをA通信制高校に通学した事で体感できました、更に先生たちの支えがあり、身につく事もできたと思います。『先生に相談しても大丈夫、わからないことは悩むより聞いてみよう、決して一人では悩まず話してみよう』と娘が変わる事ができたのは、先生たちが寄り添ってくれたからこそ。高校卒業の資格を取る事ができたのは娘の努力と共にA通信制高校の先生の寄り添いがあったからです。

それをきっかけに 人に寄り添って何かをしたいという気持ちに気付いた娘は大学進学の夢を実現させました、そして人に寄り添う学びを続けていくと思います。A通信制高校で経験し先生たちがそうしてくれたように娘も一歩ずつ歩んでいってほしいと思います。この出会いで私たち親子は大きく成長し、安心し、前向きに進む事ができました。

大学の合格通知を学校に持っていき、喜びを親子と共に共有してくださり、とても嬉しい思い出もできました。

娘の話を聞いてくださり、娘に寄り添い、一緒に悩み、喜んでくださったA通信制高校の先生たちに、心より感謝しています。


 

現在大学一年生のきりつっこ女子のお母様の手記より/,

 


通信制への転校や、入学は

その子のペース配分や、体調に考慮した適切な道であることもあります。通信制で体調を整えて無事に

大学進学へ コマを進めたお子さんはたくさんいます。


お子さんと、今の体調を

きちんと話あい、向き合い、

本人の望む道をサポートして

未来へ向かって進められると良いですね。