昨日の手話サークルでは、「標準語」や「疎開」の表現についても話題になりました。
標準語は、ろう者は最初、「ふつう」「言葉」で表出していましたが、ちょっとしっくりこない感じが。。。
そこで、「標」にはものさし、「準」にはレベルの意味があることを説明すると、ろう者がホワイトボードに折れ線グラフを描く、グラフの目盛りがものさし、折れ線がレベルだといいます。なるほど~。
ある目盛りに集中するということで、たくさんの人が使うことばとまとめ、「ふつう」「使う」「ことば」となりました。
しかし、念のため自宅に帰って確認すると、それでは「共通語」の説明になるとわかり、ちょっと冷や汗!!
また、「疎開」は、ろう者はB29から爆弾がおちて火災になる様子と、田舎に引っ越すという手話の組み合わせで表出していました。なるほど。
ところで、「疎開」の「疎」はまばらということで都会の密な状態から逃れるというのはわかりますが、なぜ「開」という字を使うのかがわかりませんでした。こちらも調べると、もともと疎開には「前進中の軍隊の距離・間隔を開くこと」とあり、それで「開」という字が当てられていることがわかりました。
いろいろと勉強になりました。