平家物語 9話 泣けた… | 今日もぼちぼち

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少し前にもアニメ平家物語について書きましたが、今回放送された9話はとても印象的で泣ける回でしたぐすん


あらすじはというと…

平家と別れ母親探し中の主人公のびわは木曽義仲の一味に襲われそうになったところを静御前(後の源義経の妾)一行に救われる。


そして、びわと同じ目をした母親の居場所を知ることとなり、ついには再会を果たす。

また、死の瞬間を見る能力を持っていても何も出来ないと悩んでいたびわは、母親との会話を通じてやがて滅亡する平家のことをただひたすら祈り、語り継ぐことを自分の使命と感じ決意をする。


一方、大宰府に向かった平氏一団は頼りにしていた部下のもとにも平氏追討の命が下されていることを知り、大宰府を逃げ出す。

その姿は栄華を極めた平氏の姿とは思えないほど哀れであった。


そのさなかに優しい性格だった清経は悲観して入水自殺をする。
このことが笛の名手として仲が良かった敦盛に影響を与えることとなる。


その後木曽義仲勢との水島の戦いに勝ち東上するも、源義経の奇襲を受けた一の谷の戦いではボロボロに敗戦し、敗走。


そして、授業で平家物語を習った人なら知っているであろう平敦盛と熊谷次郎直実との一騎打ちへと続くが、特殊エンディングにてより印象的に描かれている。


落とした笛を取りに戻った敦盛が仲間の待つ船に戻ろうとするところに、直実が呼び止め、これに応じる敦盛。


武士として平家の意地を見せる敦盛が剣技では圧倒したが、ついには組み倒される。


ところが兜の脱げた敦盛の顔を見た直実は自分の子供と同じ年頃の若さであることに気がつき躊躇する。

そしてついにあの「さっさと首を取れ!私の首を取ればそなたの名も上がろう」と敦盛の名セリフが発せられる。


背後から源氏勢が近づいて来たことで意を決した直実は…

穏やかな水面に朝日の優しい光が反射する息を飲むような美しい風景の中、逃避行の最中でも平家再興を誰よりも真っ直ぐな気持ちで信じていた敦盛の命が幕を下ろす…



OPでは平家一門の面々が笑顔で楽しそうに暮らしている姿が描かれているが、9話本編では戦いに敗走し、滅亡へと転げ落ちる姿が描かれ、死の姿を見ていたびわはやがて滅亡する平家の物語を語り継ぐことを決意する。

そして、びわと仲の良かった清経、敦盛がとても静かで綺麗な景色の中で死んで行く…印象的で泣ける回でした。