3月11日
生きたくても生きられなかったたくさんの命
あの日、私は、14時46分ごろ、偶然テレビをつけた。
どれぐらい時間がたっただろう、道路に水が広がっていくような見たこともない映像が流れたと、記憶している。
今、これを書きながら、息苦しく、心臓が痛くなる、涙が出てきている。。。
夜には、火があたり一面を燃えつくしていた。あまりにひどい光景にテレビを消した。
もう、やめてくれと、私は、叫んだ。早く、この悪夢がさめればいい・・・と、心から願った。
次の日、小さな男の子がおにぎりを一つ大事そうに持っている姿がテレビに映っていた。
自衛隊は、原発の上空から海水をかけていた。
血だらけになっている母親が「助けて」と、言ったのに、助けられなかったと娘さんが嘆き悲しんでいた。
時が経っても消えない痛み。
生きている限り、精一杯生きなければならない。
生きたくても生きられなかったたくさんの人たちのためにも。。。