「へぇ、隣の家に住んでるんだ!大丈夫。ザックのことなんとも思ってないから。安心して。あなたのこと裏切らない。」



「ありがとう。私のことはマーガレットって呼んでちょうだい。」



「そうだ。マーガレットもキャッチボールやろうよ。」



「えっ、いいの?」



「いいよ。やろうよ。」



「でも・・・。私キャッチボールやったことない・・・。だから下手よ・・・。」



「大丈夫。やっているうちにコツがつかめるよ。」



その時、ザックがグローブを持ってやってきた。



「やあ。君も来てたんだ。何話してたの?」



「あの・・・。私も一緒にキャッチボール・・・やっ、やってもいいかしら?」



「いいよ。じゃあ君のぶんのグローブも持ってくるよ。」



と言い、またザックは家の中に入って行った。



「うそ・・・。うそ!ザックとキャッチボールができるなんて夢みたい・・・・・・。」



「おめでとう。よかったね。」



「礼のおかげよ。礼、大好きはぁと。」



「どんだけ。好きなの?!」



「女の子は恋をしたらこうなるのよ。礼は恋をしたことないの??」



「あるよ・・・。一回だけ。結局・・・叶わなかったけどね・・・。」



と、その時ザックがグローブを一つ持って家から走って出てきた。



「よし。やろう!礼はそこに立って、君はそこに立ってね。じゃあ投げるよ。」



「ザック・・・。あの・・・。私のことなんで君っていうの?今度からマーガレットって呼んでくれないかしら?」



「ごめん。マーガレット。」



「じゃあ投げるよ。」



礼は、ザックが投げたボールを採り、マーガレットに投げた。



「礼、キャッチボール上手だね。」



「ありがとう。私、日本にいた時に、野球習ってたんだ。」



「そうなの?!僕も野球好きなんだ!今度一緒に野球観戦しにいかない?」



「ザックはどこファン??」



「僕はもちろんニューヨークヤンキースだよ。」



「あっ、松井秀喜選手がいるチーム!じゃあ私もヤンキースファンになろうかな。」



「ファンが増えるのは大歓迎だよ。」



と、そこでマーガレットが・・・



「ザック!!ボール投げてもいい?」



「あっ、ごめん。いいよ。」



マーガレットの投げたボールはザックの上をはるかに越え広い庭を転がっていった。



「あっ、ごめん・・・・・。」



「大丈夫。」



ザックはボールを採りに走って行った



「礼。私やっぱりキャッチボールやめるわ。」



「ちょっと待って!大丈夫だよ。まだ初めてだからしょうがないんだよ。」



「分かった。もうちょっとがんばってみるね。」



「うん!!」



ザックがボールを拾いもどってくると



「礼も初めてにしてはなかなか上手いじゃん。その調子でがんばって。」



「うん。ありがとう。」



しばらく、キャッチボールをしていたら



「マーガレットもだんだん上手くなってきたじゃん。もう僕が採りに行くのも少なくなってきたし。」



「ほんとマーガレットコツつかめたんじゃない。」



「キャッチボールって本当におもしろいね。」



「ところでキャッチボールも飽きてきたし、駅に行ってみないか??」



「賛成!!」



「賛成!!」



3人は近くの駅に行って時間をつぶすことにした。