暑いですね。
またDVD借りてきました。
これです。

井坂幸太郎原作の小説の映画化です。
井坂さんの作品は結構好きです。
私は2年ほど前まで、15年間仙台で生活していました。
井坂さんの作品は、仙台が舞台であることが多く、
今までの「アヒルと鴨のコインロッカー」や「重力ピエロ」も仙台が舞台でした。
両方の映画とも見ましたが、どちらも、めちゃ仙台ローカルな場所が凄い出てて、
自分がよく通ったところや、知ってるところが出てて、
「これ、もしかして、あそこじゃない?」
とか探したりして、別の意味で楽しめます。
そして、前記の2作品も、とても
「心に突き刺さる」 良い映画でした
今回はどうだったのでしょう。
とくてんは 49/100といったところでしょうか。
まあ、悪くないですが、3作品の中では、一番良くない。
それは、1つに、登場人物の年齢が少し上がっているということもいえるかもしれない。
これまでの、若者の心の叫びみたいなものが響いてこなかった。
あと、主人公のキャラクター設定とかもあるかもしれない。
これまでは、心に不安定要素を抱えたような、不良少年が多かったが、
今回は、お人よしで穏やかで、人を信じる、中年男性が主役だったので、
ハラハラしなかった。
1)キャスト多すぎ
そこそこ有名で、実力もありそうな俳優が3割増量くらいでキャスティングされていた。
詳しくはこちらで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC
わたくし、個人的には、竹内結子さんは、あまり好きではないので少しマイナス。
あと、小坂作品にはよく出演する、この人
そして、前回紹介した「ゆれる」にも出ていた、この人も
それから、久しぶりに見た 木内みどりさんが、意外に若かったので、びっくりした。
2)いい加減、その服脱げよ!
主人公は、総理大臣暗殺の容疑をかけられて、逃走するのだが、
目立つ青のジャケットをずっと着っぱなし、携帯は掛けまくり、
シロート目にみても、「それじゃあ捕まるだろう」という、アマアマな逃走劇。
しまいには、他人の携帯に出て、自分の名前を名乗っている始末。
いくら人がいいからって、「逃走するからには、抜かりなくしろ!」といたくなる。
3)結局、真犯人は誰?
主人公に濡れ衣をかけ、総理大臣を暗殺した、巨大な組織ってナニ?
恐らく、永島敏行演じる、ライフルを持って、イヤーパッドをした、怪しい人物は
警察ではなく、事件の黒幕の一員だろう。
だが、その組織がナニで、どのような意図を持って総理大臣を暗殺し、
なぜ主人公に濡れ衣をかけたのかの謎解きは映画ではなされていない。
小説ではどうかわかりませんが。
4)今回も、仙台ローカルロケ ばしばしでした。
結構、実際の位置関係に即した流れになっている。
*ちょっと仙台ローカルな内容になってしまいます。
最初に、主人公は、Forus(フォーラス:若者ファッションの中心ビル)前の交差点(地元の人は「ラス前」といって、結構、待ち合わせに使っている)で会い、
そのまま一番町アーケードを定禅寺どおり方向に歩き、
向かって右側にロッテリアがあります。(何回か食べました)
そこで、主人公たちはバーガーをテイクアウトして、
南方向に歩いて、青葉通り脇の道に止めた車で、食しました。
青葉通りで、総理が暗殺されて、主人公は逃げます。

あと、泉の加茂のオードバックスは会員になっていて、オイル交換してたんですよね。
あそこの店員と竹内結子がトヨタカローラの歌を歌ったら、意気投合してしまうという
ウェインズワールド的なグルーブが何回もありましたが。
あと、仙台にいたときに良く見てた、KHBの「ナマいきテレビ」が、映画の中でも
その番組名で、本間ちゃんと、かよこーが出てたのがよかった。
ま、仙台はよいところですよ。大好きです。
5)なんとも言えないラスト
これは、ネタバレ内容が含まれていますので、まだ見てない人は見ないで下さい!
ラストは、どう無実を信じてもらおうとしても信じてもらえない警察権力に対しての、完全な逃亡と言う形で終わります。
主人公の死体が港で発見され、事件は一件落着します。
主人公は整形の名医師の力により、完全に別の顔になり、別の存在として生きることになります。
恐らく、水死体は、主人公の顔の皮を別に体に移植するなりして処理したのでしょう。
そして、恐ろしいのが、少し前に、主人公の逃走を助けた「キルオ」と呼ばれる濱田 岳演じる連続殺人鬼が、主人公を助けるために死んだのですが、
心なしか、主人公の整形後の顔が、キルオの顔に似ているのでした。
なんか、気持ち悪いです。
そして、最初のシーンで何気なく竹内結子家族が来ていた藤崎デパートのエレベータで、整形後の主人公がすれ違って、知らない振りをするというので終わります。
なんとも言えない、気持ち悪い終わり方です。

