陶芸の和は、陶芸家:砂庭大門が運営するWebサイト 「陶芸動画教室 大門
」 の陶芸質問メールのコーナーから寄せられた陶芸に関する質問を一般公開する場として立ち上げました。
日本の伝統文化である 「陶芸」 が、もっともっと皆様にとって身近な存在になることを胸に抱いて進めてまいります。
日本の伝統文化である 「陶芸」 が、もっともっと皆様にとって身近な存在になることを胸に抱いて進めてまいります。
■ AGFブレンディ 登り窯の復活に向けて(5)
陶芸家の砂庭大門です。
いつも「陶芸動画教室 大門」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
この記事は、味の素ゼネラルフーズ株式会社「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」の“コーヒーカップ&ソーサー”プレゼントキャンペーンにまつわるお話をいたしております。
さて、前回に続き「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」のお話しをいたします。
当初の予定では、12日から15日の4日間で窯造りを完了させるハズでしたが・・・
不測の事態やら設計誤算の紆余曲折もあり、結果的には延べ8日間という時間を費やし、6月28日にようやく完成したのです。
耐火レンガ〔SK34〕・・・・・約3500個以上(トン)
耐火モルタル〔SK34〕・・・・・約46袋(トン)
耐火キャスタブル〔SK34〕・・・・・約35袋(トン)
全長・・・・・5メートル30センチ
全幅・・・・・1メートル83センチ
全高・・・・・1メートル80センチ
---------------------------------------------------------------------------------
6月12日、いよいよ登り窯造りです。

前回ご紹介したメンバーに加えて、この日は特別応援で 船形焼 わかあゆ薫風窯 の金 寛美
さんとご主人が、遠く山形県より駆けつけて下さいました。
金 寛美さんは、かつて父大作に師事していた一門にあたる方で、今現在は陶芸作家として活躍中です。
そんなご縁もあって、登り窯造りを手伝っていただけたのは、本当に嬉しい限りです。
本当にありがとうございました。


登り窯造りで、まず最初に取り掛かったのは床敷きと煙道の作業です。

この作業では、練りこんだ耐火モルタルを床一面に塗り、更にはレンガ一丁にもモルタルを塗ります。
続いて、塗りこんだモルタルが固まらないうちにレンガ同士を固着させます。
ここで重要なのは、ズバリ、素早い作業!なのです。
モルタルを塗ったらすぐにレンガ同士をつなぎ、縦横上下グニグニとレンガを擦り合わせて空気を抜き。
空気が抜けたらゴムハンマーでバシバシ叩き、しっかりと固着させる。
と言う動きをするのです。
ところで、練ったモルタルはすぐには固まらないのでは?・・・と疑問を感じた方も多いと思います。
しかし、乾いたレンガは水分を吸収するので、モルタルは5分もしないうちに固まるのです。
当然固まったモルタルでは接着できないので、スクレーパーで剥ぎ取りバケツへリリースしなければなりません。

無駄な動きが許されないレンガ詰みは、結構難しいですよ。
同日3時ごろ、1段目と2段目の床敷きに目処が見え始めたところでトラブル発生。
なんと、基礎コンクリートが左下に3度傾いているではありませんか!?
おまけに、基礎コンクリート本体も1段目が左側へ、2段目が右側へと僅かにズレており、互いにアベコベな方向へと進んでいたのです。
自分自身ノーチェックだったのがいけないのですが、鉄筋入りの40センチ厚のコンクリート土台が、まさか根底から歪んでいるとは予想しておりませんでした。
30年間の浸食か、地震の影響か・・・
何れにせよ、このままではレンガが繋げないと判断し、左側に広がるレンガの隙間を埋めるべくディスクグラインダー(レンガカッター)を投入しました。
「チュイーーーン」、「ガガガガーーー」っと轟音と、とてつもない粉塵を全身に浴びながら、レンガを寸法どおりにカットします。
カットしたレンガを隙間に埋め、見事にリカバーした床敷きはまさに“神業”で、完成度の高さには達成感を覚えました。
因みに、左下に3度傾いているコンクリート土台はモルタル調整する事にしました。
6月13日、作業は2日目となります。
前日に行った床敷きの続きとなりますが、大幅な補正の甲斐があり午前中の内にロストル部分までの作業を行う事が出来ました。

根本的に5連房窯の基礎土台を使用する関係で、この度の2連房窯には到底合わない高低差があります。
1段目が4枚敷き・2段目が3枚敷き・3段目が2枚敷きと、特殊なレイアウトになっている設計図と現実を比べると、「本当にこの設計で良かったのかなぁ」と今更ながらに思う箇所がじわじわと表れてきます。

午後は予測していた難題箇所に差し掛かり、二度目のディスクグラインダーに登場。
ここでは、前日に補正した箇所とロストルをつなぐレンガの隙間を埋める微調整です。

厄介だったのは、上の段差に向かうに従い“細く鋭く”と言った感じで、まるで石器時代の斧を作っている感覚でしたね。
もっともこの作業ではコンマミリ単位までの削りが要求されますので、思った以上に時間がかかります。
よって、全ての補正が完了した頃には暗闇になっておりました。
本日の作業はここまで。
と言うことで、翌日の作業には何とか目処がつきましたが、計画工程表からすればこの時点でタイムオーバーしており、4日間での完成は厳しいのではと作業員全員が感じておりました。
つづく
いつも「陶芸動画教室 大門」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
この記事は、味の素ゼネラルフーズ株式会社「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」の“コーヒーカップ&ソーサー”プレゼントキャンペーンにまつわるお話をいたしております。
さて、前回に続き「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」のお話しをいたします。
当初の予定では、12日から15日の4日間で窯造りを完了させるハズでしたが・・・
不測の事態やら設計誤算の紆余曲折もあり、結果的には延べ8日間という時間を費やし、6月28日にようやく完成したのです。
耐火レンガ〔SK34〕・・・・・約3500個以上(トン)
耐火モルタル〔SK34〕・・・・・約46袋(トン)
耐火キャスタブル〔SK34〕・・・・・約35袋(トン)
全長・・・・・5メートル30センチ
全幅・・・・・1メートル83センチ
全高・・・・・1メートル80センチ
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6月12日、いよいよ登り窯造りです。

前回ご紹介したメンバーに加えて、この日は特別応援で 船形焼 わかあゆ薫風窯 の金 寛美
さんとご主人が、遠く山形県より駆けつけて下さいました。
金 寛美さんは、かつて父大作に師事していた一門にあたる方で、今現在は陶芸作家として活躍中です。
そんなご縁もあって、登り窯造りを手伝っていただけたのは、本当に嬉しい限りです。
本当にありがとうございました。


登り窯造りで、まず最初に取り掛かったのは床敷きと煙道の作業です。

この作業では、練りこんだ耐火モルタルを床一面に塗り、更にはレンガ一丁にもモルタルを塗ります。
続いて、塗りこんだモルタルが固まらないうちにレンガ同士を固着させます。
ここで重要なのは、ズバリ、素早い作業!なのです。
モルタルを塗ったらすぐにレンガ同士をつなぎ、縦横上下グニグニとレンガを擦り合わせて空気を抜き。
空気が抜けたらゴムハンマーでバシバシ叩き、しっかりと固着させる。
と言う動きをするのです。
ところで、練ったモルタルはすぐには固まらないのでは?・・・と疑問を感じた方も多いと思います。
しかし、乾いたレンガは水分を吸収するので、モルタルは5分もしないうちに固まるのです。
当然固まったモルタルでは接着できないので、スクレーパーで剥ぎ取りバケツへリリースしなければなりません。

無駄な動きが許されないレンガ詰みは、結構難しいですよ。
同日3時ごろ、1段目と2段目の床敷きに目処が見え始めたところでトラブル発生。
なんと、基礎コンクリートが左下に3度傾いているではありませんか!?
おまけに、基礎コンクリート本体も1段目が左側へ、2段目が右側へと僅かにズレており、互いにアベコベな方向へと進んでいたのです。
自分自身ノーチェックだったのがいけないのですが、鉄筋入りの40センチ厚のコンクリート土台が、まさか根底から歪んでいるとは予想しておりませんでした。
30年間の浸食か、地震の影響か・・・
何れにせよ、このままではレンガが繋げないと判断し、左側に広がるレンガの隙間を埋めるべくディスクグラインダー(レンガカッター)を投入しました。
「チュイーーーン」、「ガガガガーーー」っと轟音と、とてつもない粉塵を全身に浴びながら、レンガを寸法どおりにカットします。
カットしたレンガを隙間に埋め、見事にリカバーした床敷きはまさに“神業”で、完成度の高さには達成感を覚えました。
因みに、左下に3度傾いているコンクリート土台はモルタル調整する事にしました。
6月13日、作業は2日目となります。
前日に行った床敷きの続きとなりますが、大幅な補正の甲斐があり午前中の内にロストル部分までの作業を行う事が出来ました。

根本的に5連房窯の基礎土台を使用する関係で、この度の2連房窯には到底合わない高低差があります。
1段目が4枚敷き・2段目が3枚敷き・3段目が2枚敷きと、特殊なレイアウトになっている設計図と現実を比べると、「本当にこの設計で良かったのかなぁ」と今更ながらに思う箇所がじわじわと表れてきます。

午後は予測していた難題箇所に差し掛かり、二度目のディスクグラインダーに登場。
ここでは、前日に補正した箇所とロストルをつなぐレンガの隙間を埋める微調整です。

厄介だったのは、上の段差に向かうに従い“細く鋭く”と言った感じで、まるで石器時代の斧を作っている感覚でしたね。
もっともこの作業ではコンマミリ単位までの削りが要求されますので、思った以上に時間がかかります。
よって、全ての補正が完了した頃には暗闇になっておりました。
本日の作業はここまで。
と言うことで、翌日の作業には何とか目処がつきましたが、計画工程表からすればこの時点でタイムオーバーしており、4日間での完成は厳しいのではと作業員全員が感じておりました。
つづく
■ AGFブレンディ 登り窯の復活に向けて(4)
陶芸家の砂庭大門です。
いつも「陶芸動画教室 大門」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
この記事は、味の素ゼネラルフーズ株式会社「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」の“コーヒーカップ&ソーサー”プレゼントキャンペーンにまつわるお話をいたしております。

AGF(株)ホームページはこちらから
さて、前回に続き「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」のお話しをいたします。
4月18日、この日は東京におりました。
この東京訪問は、上野公園内にある東京都美術館に於いての 第51回 日本現代工芸美術展 の観覧と、自身の作品が入選した事による祝賀会出席のため、久々の旅をしたのです。
いわゆる公募展は、平成21年の青森県美術展覧会にて「優秀賞」を受賞して以来、多くの公募展で入賞・落選を繰り返しながら、東北現代工芸美術展での入選を経験。
本年は予てからの憧れだった日本現代工芸美術展での入選という名誉を頂戴しました。
余語とですが、よく「賞をもらわなければ意味が無いんじゃない?」と仰る方々もおります。
確かにその通りかもしれません。・・・と言いたいですが、では、あなたは全国大会で簡単に優勝する自信があるのですか?。
私のメルマガにも書いておりますが、『“公募展で受賞したい”とか“一流百貨店で個展をしたい”と言う夢を持つのは陶芸家ならば当然でしょうが、これは、よほどの腕っ節と強運でない限り“宝くじ”同然なのです。』と。
そんな訳で、入選もりっぱな名誉だと深く感じていますので、どうぞご理解ください。

第51回 日本現代工芸美術展 入選作『トリアスの風』
現代工芸美術展に陳列された自信の作品と受賞された方々の作品を拝見したあと、皇居近くの東京會舘へ移動し祝賀会へと出席。
そこでは工芸美術の各分野で大変ご高名の先生方はじめ一流作家さんが一同に会す中で、私も様々な分野の方々と貴重なお話ができた事に良い刺激を受けました。
5月17日、解体した登り窯のモルタル剥がしを弊窯スタッフにまかせ、三春屋デパート(八戸市)での『 第4回 南部窯元フェスタ 』および さくら野百貨店(青森市)での『 第1回 南部窯元フェスタ 』に出展をいたしました。
ここではAGF(株)ブレンディーの試供品を配布し、プロジェクトの紹介をさせていただきました。
喜ばしい事に、地元新聞の東奥日報社に取材をしていただいた効果もありまして、大変多くの方が興味を示してくださったのが印象に残りました。

【 三春屋 での様子 】

【 さくら野 での様子 】
6月12日、展示会も盛況の中で終了し、いよいよ登り窯造りへ移りました。

続く・・・・・
いつも「陶芸動画教室 大門」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
この記事は、味の素ゼネラルフーズ株式会社「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」の“コーヒーカップ&ソーサー”プレゼントキャンペーンにまつわるお話をいたしております。

AGF(株)ホームページはこちらから
さて、前回に続き「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」のお話しをいたします。
4月18日、この日は東京におりました。
この東京訪問は、上野公園内にある東京都美術館に於いての 第51回 日本現代工芸美術展 の観覧と、自身の作品が入選した事による祝賀会出席のため、久々の旅をしたのです。
いわゆる公募展は、平成21年の青森県美術展覧会にて「優秀賞」を受賞して以来、多くの公募展で入賞・落選を繰り返しながら、東北現代工芸美術展での入選を経験。
本年は予てからの憧れだった日本現代工芸美術展での入選という名誉を頂戴しました。
余語とですが、よく「賞をもらわなければ意味が無いんじゃない?」と仰る方々もおります。
確かにその通りかもしれません。・・・と言いたいですが、では、あなたは全国大会で簡単に優勝する自信があるのですか?。
私のメルマガにも書いておりますが、『“公募展で受賞したい”とか“一流百貨店で個展をしたい”と言う夢を持つのは陶芸家ならば当然でしょうが、これは、よほどの腕っ節と強運でない限り“宝くじ”同然なのです。』と。
そんな訳で、入選もりっぱな名誉だと深く感じていますので、どうぞご理解ください。

第51回 日本現代工芸美術展 入選作『トリアスの風』
現代工芸美術展に陳列された自信の作品と受賞された方々の作品を拝見したあと、皇居近くの東京會舘へ移動し祝賀会へと出席。
そこでは工芸美術の各分野で大変ご高名の先生方はじめ一流作家さんが一同に会す中で、私も様々な分野の方々と貴重なお話ができた事に良い刺激を受けました。
5月17日、解体した登り窯のモルタル剥がしを弊窯スタッフにまかせ、三春屋デパート(八戸市)での『 第4回 南部窯元フェスタ 』および さくら野百貨店(青森市)での『 第1回 南部窯元フェスタ 』に出展をいたしました。
ここではAGF(株)ブレンディーの試供品を配布し、プロジェクトの紹介をさせていただきました。
喜ばしい事に、地元新聞の東奥日報社に取材をしていただいた効果もありまして、大変多くの方が興味を示してくださったのが印象に残りました。

【 三春屋 での様子 】

【 さくら野 での様子 】
6月12日、展示会も盛況の中で終了し、いよいよ登り窯造りへ移りました。

続く・・・・・
■ AGFブレンディ 登り窯の復活に向けて(3)
陶芸家の砂庭大門です。
いつも「陶芸動画教室 大門」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
先日9月3日より味の素ゼネラルフーズ株式会社より、復興をとげた窯元でつくられた“コーヒーカップ&ソーサー”をプレゼントするキャンペーンが始まりました。

砂庭大門“コーヒーカップ&ソーサー”のご応募は、AGF(株)ホームページ「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」よりお進みください。。
さて、前回お伝えしました「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」の続きをお話しいたします。
4月11日、いよいよ登り窯の解体作業を行います。
作業には日頃から親交のある、
○ 八戸焼 昭山窯 渡辺 真樹さん ブログはこちら
○ 奥州天台寺焼 下川真起朗さん
○ 下北半島八峰焼 武太郎窯 佐藤 武さん
○ 風花洞 虚空蔵窯 斎藤 幹治さん
○ 倉石焼 松月窯 大久保力松さん
が参加してくれました。
登り窯の解体に当っては、焚き口よりアーチ状の天井に渡ってレンガを解します。

当初はアーチ部分を1つ1つ解体していく予定でしたが、長年使ってきた炉内はしっかりと焼かれており、煉瓦同士がくっついて、ハンマーで叩いただけでは外せません。
どう見ても再利用できる煉瓦ですが・・・“もったいない”と思いつつも、アーチ部分を一気に崩壊させることにしました。

アーチ部分を崩壊させた直後です。
轟音と地響きを起こしながら崩れた煉瓦は、大半が割れてしまいました。
4月12日午後、解体作業は実質1日半で終了したため、メンバー全員でモルタル剥がしの作業に移ります。
当初の予定としては、モルタル剥がしは弊窯人員で行う手立てをしておりましたが、各陶芸作家さんは「煉瓦をいくつでも綺麗にして、次の作業に弾みを付けようよ」と作業4月13日最終日までキッチリと手伝って下さいました。
ありがとうございました。

ここでは、再利用できる煉瓦とそうでない物に分けをしながら処理していきます。
一度焼かれたモルタルは煉瓦同様に硬くなるため、金槌とタガネを使い、地道に剥がしていきます。
ちなみに、残ったレンガのモルタル剥がしは約2500丁、弊窯人員5人を投じて6月3日まで掛かりました。
続く
いつも「陶芸動画教室 大門」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
先日9月3日より味の素ゼネラルフーズ株式会社より、復興をとげた窯元でつくられた“コーヒーカップ&ソーサー”をプレゼントするキャンペーンが始まりました。

砂庭大門“コーヒーカップ&ソーサー”のご応募は、AGF(株)ホームページ「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」よりお進みください。。
さて、前回お伝えしました「Blyndy 東北 器の絆プロジェクト」の続きをお話しいたします。
4月11日、いよいよ登り窯の解体作業を行います。
作業には日頃から親交のある、
○ 八戸焼 昭山窯 渡辺 真樹さん ブログはこちら
○ 奥州天台寺焼 下川真起朗さん
○ 下北半島八峰焼 武太郎窯 佐藤 武さん
○ 風花洞 虚空蔵窯 斎藤 幹治さん
○ 倉石焼 松月窯 大久保力松さん
が参加してくれました。
登り窯の解体に当っては、焚き口よりアーチ状の天井に渡ってレンガを解します。

当初はアーチ部分を1つ1つ解体していく予定でしたが、長年使ってきた炉内はしっかりと焼かれており、煉瓦同士がくっついて、ハンマーで叩いただけでは外せません。
どう見ても再利用できる煉瓦ですが・・・“もったいない”と思いつつも、アーチ部分を一気に崩壊させることにしました。

アーチ部分を崩壊させた直後です。
轟音と地響きを起こしながら崩れた煉瓦は、大半が割れてしまいました。
4月12日午後、解体作業は実質1日半で終了したため、メンバー全員でモルタル剥がしの作業に移ります。
当初の予定としては、モルタル剥がしは弊窯人員で行う手立てをしておりましたが、各陶芸作家さんは「煉瓦をいくつでも綺麗にして、次の作業に弾みを付けようよ」と作業4月13日最終日までキッチリと手伝って下さいました。
ありがとうございました。

ここでは、再利用できる煉瓦とそうでない物に分けをしながら処理していきます。
一度焼かれたモルタルは煉瓦同様に硬くなるため、金槌とタガネを使い、地道に剥がしていきます。
ちなみに、残ったレンガのモルタル剥がしは約2500丁、弊窯人員5人を投じて6月3日まで掛かりました。
続く
