「邪 死 田 魔 菜 だよ! 筋肉がおっきくなる仕組みを、中途半端に教えてやるよ!」

「アシスタントの鈴木悪です。滑舌が悪いのは筆者のせいです。」

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悪「あえ、マナさん改名したんれすれ。」

邪「さらに滑舌の悪さに磨きがかかっているよ!」

悪「だって気円斬で舌を切られたから・・」

邪「舌がダメなら、指のテクを磨くといいよ! ぷっくり盛り上がったところを直接刺激するんじゃなくて、先にその周囲を円を描くように押し込むんだよ! それを30秒くらい続けたら、盛り上がっているところをスピーディにこするのが秘訣だよ!」

悪「きょ、今日はそちらのレクチャーですか!」

邪「トリガーポイントの話だよ! 勘違いした人は『いいね!』をクリックだよ!」

邪「今日はオートファジーの話だよ! どうせ誰も読んでないから簡単に書くよ! 細胞内オルガネラや細胞質をオートファゴソームが取り込んで、それがリソゾームと融合するんだよ! リソゾームにはタンパク分解酵素が含まれているんだよ!」

邪「オートファジーによって、タンパク質はアミノ酸にまで分解されるよ! そしてアミノ基はアミノ基転移酵素によってαケト酸に転移されるよ! αケト酸が材料になって、非必須アミノ酸が合成されるんだよ!
炭素骨格のほうは糖質あるいはケトン体になるよ! 糖質になるアミノ酸を糖原生、ケトン体になるアミノ酸をケト原生というけど、両方になるアミノ酸もあるよ! 詳しくは調べろよ!」

邪「mTORが活性化していると、オートファジーが抑制されるよ! また、アミノ酸はRaf-1-MEK1/2-ERK1/2シグナル伝達経路を活性化することによりオートファジーを抑制するんだよ!」

悪「筋肉の分解といえば、最近有名なクレ・・という薬が分解を抑制するそうですけど」

邪「2011年に行われた研究では、3ヶ月に渡って、神経を取り除かれた患者71名に○レンを投与したところ、明らかに筋肉の減少を抑えられているよ! でも、薬に頼るのはいけないよ!」

悪「超小声で(どの口が言う・・)」

邪「2006年にアメリカで行われた調査では、500人のアヤシイ薬を使っている人が参加したよ! ネットでの調査だけど、500人がいきなり参加するってところが既に驚きだよ! さらに驚きなのは、その6割が最低で週に1000mg以上も使っているんだよ! しかも8割の人はアスリートですらないんだよ!」

悪「かっこよくなるためだけに、そんなに大量に使っているということ?」

邪「そうだよ! まだ日本ではそこまで行ってないと思うけど、『○○を買ったんですが、どう使えばいいんですか?』なんて聞いてくるクソバカマヌケがときどきいるよ! タヒればいいと思うよ!」

悪「ほっ、怒りの矛先が他に行ってくれたおかげで、今日はやられずに済みそうだ・・」

※参考
Randomized, Double-Blind, and Placebo-Controlled Trial of Clenbuterol in Denervated Muscle Atrophy

Anabolic androgenic steroids: a survey of 500 users.