「私とボディビル」もこれで最終回。まさか50回にもなるとは。

さてナマりきったカラダを立て直すために、どうするか。最近では101method とマンデルブロを混合し、さらにホルモンレベルの回復も視野に入れたホリスティックなプログラムを試している。
すると、どんどんトレーニング量が減っていく。これで本当に良いのかと自分でも不思議なのだが、確かに反応は良い。

またエクササイズも厳選している。最近の私のパーソナルを受けている方は気づいていると思うけど、普通だったらやるであろうエクササイズを行わなくなってきている。そしてブロディやチューブを積極的に採り入れるようにしている。

でもこの方法が最良ではないだろうし、まだまだ変えていくところは出てくるだろう。

ボディビルは、本当に面白い。「ベストのトレーニング法を発見した!」と思ったときこそが出発点。わかったことが増えるにつれ、どんどんわからないことが出てくる。
文献を渉猟し、自分やクライアントの身体で試し、ある程度わかったつもりになっても、少しの要素を変えるだけで再現性がまったくなくなる。

スプリントのフォームとか、ゴルフのスイングとか、スキージャンプの身体の角度とか、そういうものは動作解析を重ねることによって、いつか必ず最適解が求められるだろう。
しかしボディビルは、いつまで経っても最適解は出てこないのではないか・・と、手前味噌ながら、そう思う。

ただし懸念もある。10数年前、ある掲示板で私は「近い将来、ボディビルは衰退するだろう。遺伝子ドーピングの進歩により、トレーニングしなくても筋肉を好きに発達させられる時代が目の前に迫っている」と書いた。

まだ、そうはなっていない。試験管レベルではかなりのレベルで成功しているが。

だが、そうなったとしても、私は抵抗するだろう。寝ているだけで筋肉が増える路は選ばず、トレーニングをして発達させていく路を選ぶだろう。
整形とは違う。トレーニングして、食事をして、しっかり身体を休めて、そうやってつくっていくことこそが、ボディビルだからだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、ここまで書いたところで終了させたいのだが、先ほどfacebook に書いた文章が結構反響を呼んだので、加筆して転載する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本選手権の進行に関する問題点が紛糾しているようだが、私が一番驚いたのはシード選手の存在。これって、いつから?

100mスプリントを例に挙げると、ボルトだってどんな大会でも予選から走る。準決勝から、なんてことはない。

「シード」というのは本来は「強い選手どうしがトーナメントの最初で当たってしまい、いきなり消えてしまわないように」発案されたものだ。
ボディビルにそんなの関係ねー。

上位選手の固定化は昔から問題視されていると思うけど、シードの存在はそれを余計に助長するだろう。1回でも余計にパンプさせなければいけないというのは、かなりの違いなのだ。

選手は声を上げられないだろう。だから、OBが筆頭に立って選手会のようなものをつくり、理事会に代表者を送り込む。そういうシステムが必要だ。