アポロであるが、これは金属の筒に何回かヒモを巻き付け、その摩擦抵抗を負荷とするものだった。摩擦だから、なるほど、重力に関係なくトレーニングできる。NASAが宇宙飛行士のために開発したというのにも信憑性がおけるというものだ。

懐かしくなって、検索してみた。コレだよコレ!!

$ランボー、クレー、モーツァルト あるいは不思議の環
http://d.hatena.ne.jp/soorce/20051103/p1 より

有名スポーツ選手や芸能人の多くも、バッグにいつもアポロをしのばせているし、プロ・アマを問わずあらゆる分野でも、”トレーニングはアポロ”という合い言葉さえあるそうだ。

なんと素晴らしい宣伝文句なんだろう。また、なんと少年の心をくすぐるイラストなんだろう。


さて、実はアポロには問題点がある。ネガティブでの負荷がないのだ。そのせいか、結構真面目にトレーニングしたものの、アポロではあまり強くなれなかったような気がする。いや、そのせいじゃないだろうけど。

私を本当に強くしてくれたのは、実は「ぶら下がり健康器」である。これも検索してみた。

$ランボー、クレー、モーツァルト あるいは不思議の環

楽天で120円で売っているではないか!

簡易チン&ディプス台みたいなもので、ようはぶら下がって背筋を伸ばすことで健康になれるという器具だ。つーか、これ1台あれば、上半身は結構鍛えられるぞ。耐荷重は知らんが、ホームトレーニーでスペースのある人は、買っておいて絶対に損はない。

ぶら下がり健康器がなぜ私の家にあったのか、ちょっと思い出せない。父も母も妹も(仮面ライダーの歌みたいだ)、これをやっていたところを見たことがない。もしかして、私のために買われたのだろうか。

こう書いて思い出したのだが、小学校2年生くらいのときに、友人のお兄さんと駆けっこをしていて、そのお兄さんが「猫背になって走れば、空気抵抗が少なくなって、速く走れるようになるぞ」と言う。
それを真に受け、普段から猫背っぽくしていたところ、本当に猫背になってしまったのだ。それを治そうとして、親が買ったのかもしれない。

さて中学2年か3年のとき、ロサンゼルスオリンピックがあった。それまではジャッキー・チェンの身体をスゴイと思っていたのだが、オリンピックの体操競技を見て、私は心底驚くことになる。
特に中国の李寧や童非、日本人なら具志堅。鉄棒の離れ業、吊り輪の力技。そして美事に発達した上半身の筋肉。陸上部だったはずなのに、体操競技ばっかり見ていた。

どうすれば、あんな筋肉になれるんだろう。体操といえば、懸垂だ。そして私はぶら下がり健康器を使って、懸垂をやることにした。