「華麗なるギャツビー」を観てきた。小説の映画化というのはたいていガッカリするもので、海外での評判も今一つだったため、あまり期待はしていなかった。

驚くほど、良かった。ネイティブでない私には断言できないのだけど、かなり小説に忠実だと思うし、俳優陣の演技も素晴らしかった。

ただディカプリオのギャツビー役は貫禄があり過ぎるというか、もう少し若くて危なっかしい感じの俳優・・例えばマット・ボマーあたりのほうが似合っていたかもしれない。

アメリカでは誰もが読んでいるであろう「The Great Gatsby」は日本ではあまり知られてないようで、私も学生時代に村上春樹が傾倒していると聞いて読んだのがはじめて。当時はよくわからなかったけど、30歳過ぎくらいになってふと読み返してみて、やっと少しだけわかるようになったつもり。

俗世間の垢にまみれ続け、それでも夢を追いかけた経験のある人にこそ、この映画を観て欲しい。


It eluded us then, but that’s no matter — tomorrow we will run faster, stretch out our arms farther.... And one fine morning —
So we beat on, boats against the current, borne back ceaselessly into the past.

それはあのとき、僕たちの手からすり抜けていった。でも、かまわない。明日は、もっと速く走ろう。もっとこの腕を伸ばしてやろう。そうすれば、いつの日にか・・
僕たちの舟は、漕ぎ進んでいく。過去へ引き戻そうとする絶え間ない流れに逆らい続けて。