26「放射性物質環境汚染対処特別措置法」が成立した。芸能人の引退騒動、前原氏の立候補といったニュースに隠されつつ。


これまでの埋め立ての基準は、放射性セシウムが1kgあたり8000ベクレルまでだった。しかし今回の特別措置法では、1kgあたり10万ベクレルまでと、12.5倍に基準が引き上げられている。


被災地のがれきを引き取れ、と国が各自治体に強要するのは目に見えている。汚染を拡大させてどうするのか。


またこれまで、年間被曝の許容量は1mSvだった。しかし政府の見解は「100mSvまで大丈夫」だ。ちなみに胸のX線撮影1回で0.1mSv。これですら、頻繁にはやらないほうが良いとされている。


長期間の精密な議論によって設定されたこれまでの基準値を無かったことにし、政府は安全だと言い張る。


実際問題としては、子供の内部被曝さえ避ければ、あとはそれほど気にしなくて良いレベルだと思う(個人的見解)。


しかし数十年後のことは解らないし、放射線についてはデータが少なすぎるので、専門家でも確かなことは言えないはずなのだ。


こんなとき、政府としては基準を引き上げるべきではない。除染に着手したのも遅すぎる。


チェルノブイリのとき、ソ連政府は事故翌日に1100台のバスを出して住民を避難させている。1週間以内に30km圏内の殆どの住民と、何十万という家畜の避難が完了しているのだ。


最初に書いたが、がれき処理法案が成立する前後に別の大きなニュースが出てきたのは、偶然ではないと思う。