低炭水化物・高タンパク質の食事はガンの発生を予防し、成長を遅らせる。


http://cancerres.aacrjournals.org/content/early/2011/06/10/0008-5472.CAN-10-3973.abstract



ワールブルグ効果ってのがあって、ガン細胞は「酸素を使わないでエネルギーを得ようと」している。つまり脂肪ではなく、糖質からのエネルギー補給を好んで行っている。


「運動は身体に悪い」と言われたことがあったけど、それは運動をすると活性酸素が発生するから。

でも実は活性酸素にはガン細胞をアポトーシス(自殺)させる作用がある。


ガン細胞がなかなか死なないのは、活性酸素の発生しない解糖系を好んでエネルギーを補給しているから。


ということは・・だ。


炭水化物の少ない食事にすれば、カラダは脂肪をエネルギーとして使うようになる。

脂肪をエネルギー源にする場合、酸素を使ってATPを得ることになる。

そうすれば活性酸素が発生し、ガン細胞を殺す・・


という流れが考えられる。


しかし活性酸素が発生したままにしても、当然ダメなわけだ。余計な活性酸素は抗酸化物質を摂取することによって消去する必要がある。


なおこの実験によれば、抗炎症剤(COX-2インヒビター)のセレブレックスと、低炭水化物食との併用が非常に効果的だったとのこと。