ハワイのお土産といえばマカダミアナッツ。
しかし、マカダミアナッツに多く含まれる脂肪の一種、「パルミトレイン酸」には、ちょっと良くない作用が。
パルミトレイン酸というのは、飽和脂肪酸のパルミチン酸の炭素鎖の一部が二重結合になった不飽和脂肪酸。
で、生体内では情報シグナル伝達のために、タンパク質がやり取りされることがある。そのタンパク質の一つが、Wntタンパク(ウィントタンパク)と呼ばれるもの。
そしてパルミトレイン酸がWntタンパクにくっつくことによって、Wntタンパクの分泌や輸送が促進される。
というわけでパルミトレイン酸は重要なんだけど、、、
ある報告によれば、パルミトレイン酸の多い食事をすると、LDLコレステロールが増え(オレイン酸に比べ)、HDLコレステロールが減る(パルミチン酸に比べ)という。
http://www.jlr.org/content/35/4/656.full.pdf
さらに、パルミトレイン酸が酸化分解されると、加齢臭の原因になるノネナールになるのだ・・
こちらにも記事を書いておいたよ。
http://ameblo.jp/doronjo7/entry-10678094672.html
ネットで検索すると、「パルミトレイン酸は肌を綺麗にする!」とか、マカダミアナッツオイルが美容液に含まれてたりとか、ムムム?な情報がけっこうある。まぁ自分で使うことはないだろうから別にいいけどね。