新谷弘実という医師が、「病気にならない生き方」という本の中で牛乳有害説を唱え、それ以来けっこう牛乳の問題点について知られるようになった。
しかしそれに対して牛乳乳製品健康会議が公開質問状を送付、新谷医師は明確な反論をすることができず、論破されたかたちとなっている。
私としては、"ときどき牛乳を飲む"ていどのことで問題が起こることはないと考える。しかし「牛乳は健康に良い」として飲むことを勧めることは、絶対にしない。
それはなぜか。私の考える牛乳のデメリットを幾つか挙げよう。
1.免疫を下げる
牛乳に含まれるκカゼイン。だいたい1リットル中に2~4gが含まれるのだが、これには免疫を低下させる作用がある。
Tリンパ球の増殖を抑制したり、アポトーシスを誘導したりするほか、マクロファージの食作用や活性化を阻害してしまうのだ。
https://kaken.nii.ac.jp/en/p/08660328
2.統合失調症などはカゼインを除去することで治癒する可能性がある
グルテン(小麦に含まれるタンパク)やカゼインを除去した食事を続けることで、分裂症の患者のBPRS値が改善されたという報告がある。
また自閉症やアスペルガー症候群にも効果があったとのこと。
http://u171nt.at.webry.info/200602/article_2.html
3.カルシウムとマグネシウムの比率に問題がある
人体におけるカルシウムとマグネシウムは、2:1のバランスを保っている。しかし牛乳のカルシウム:マグネシウムの比率は10:1.
となると牛乳の飲み過ぎは、相対的にマグネシウムの不足を招く可能性がある。
他にもいくつかあるけれど、牛乳乳製品健康会議がコワイので止めておこう(‐^▽^‐)