「果糖はカラダに悪い」と私がボディビル系の掲示板に書き込んだのは、もう10年以上前のことだろうか。


あのライナス・ポーリングが、「人間の身体は一日に8g程度の果糖しか処理しないように馴らされてきた。しかし今では果糖の摂取量は一日に75g程度になっている」と「How to live longer and feel better」に書いたのは1986年のことだ。


ソフトドリンクの普及により、現在の果糖の摂取量はさらに増えているだろう。


グリケーションを起こしやすい、AGE'sを生成しやすい、中性脂肪を増やす、インスリン抵抗性を悪化させるなどなど、果糖の問題点最近になって、やっと明らかにされてきた。


しかし「American Journal of clinical nutrition」に次の記事が載ったのは、2002年のこと。かなり遅れていると言ってよい。

http://www.ajcn.org/content/76/5/911.abstract



そしてつい最近になって、「果糖は女性の痛風リスクを高める」という論文が出た。なにを今さら・・という感じだが、まぁ発表されただけでもヨシとしたい。

あ、ちなみに男性の痛風リスクを果糖が高めるというのは、もう常識だ。


なお、果糖だから果物がダメ・・というワケではない。


それはなぜか。


つづく。