またもや、研究者の出す結論がダメダメな件。
http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20101111hj000hj
さて、この記事によれば出血性脳卒中が起こった人数は、
・ビタミンEを摂取した5万334人のうち、223人
・偽薬を摂取した5万414人のうち、183人
計算すると、22%のリスク増加だと言う。
だから「ビタミンサプリメントは避けたほうが良い」というのが研究者の出した結論。
しかし、このメタ分析において、虚血性脳卒中のリスクはビタミンE摂取により、10%下がったという結果が出ている。
さて、脳卒中のうち、85~90%は虚血性脳卒中だ。
となれば、普通は虚血性脳卒中のほうを予防したいと思うだろうし、ならばビタミンEを摂取しようと考える人も多いはずだ。
研究者は、それをわざと無視して、「思い通りの結論」を出しているとしか思えない。
記事の続きには、こうある。
また、ビタミンEによる出血性脳卒中の絶対リスク(※ある疾病が特定期間内に発生する確率)は小さく、摂取者1,250人につき発症者が1人増える程度であった。
虚血性脳卒中の予防効果はサプリメント利用者476人につき1人程度であったが、ビタミンEよりも他の方法(血圧降下、コレステロール低下薬の使用、健康的な生活習慣)の方が、虚血性脳卒中の予防効果ははるかに高いと研究グループは強調している。