マラソンは心臓を損傷させるが、3カ月以内に回復
http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20101104hj001hj
マラソンランナー20人を集め、競技後に血液検査とMRIを行ったところ、左心室の53%に機能低下があることが判明。これは運動による炎症が原因だという。
また十分なトレーニングをしていないランナーは脱水を起こし、重い炎症がおこる傾向にあった。なお3ヶ月後にMRIを行った結果では、正常に回復していたという。
しかし「マラソンが危険であるとか、走るべきではないというわけではない」と、研究を行ったカナダ、ラバルLaval大学医学部教授のEric Larose博士は述べている。
マラソンのようにハードな競技を行えば、問題が起こるのも当然だ。しかし私がいつも気になるのは、研究者の出す結論である。
これが「大量のビタミンC」だったらどうだろう。研究者はおそらく「ビタミンCを大量には摂取すべきでない」と言うはずだ。「アナボリック・ステロイド」だったら、「副作用が証明された」と言う。
しかし「ホウレンソウ」だったら、研究者は「食べるのをやめることはない」と言うだろう。「パスタ」でも同じだ。
結果に関わらず、研究者の出す結論というものは、一般常識から脱却しようとする気概が感じられない。また、研究費に影響するようなスポンサーがいたら、それに配慮した結論を出す。
ちなみに「βカロテンが肺がんを増やす」とした有名なフィンランド研究。その研究の中で、「ビタミンEが前立腺がんを34%減らした」という結果が出ていることは、ほとんど知られていない。