「ローカーボ・ダイエット」と言えば、一昔前までは説明が必要だったけど、今はもう人口に膾炙していて、特に説明の必要もなくなってきた…と思う。


トレーニング界ではDr. Atkins のアトキンス式ダイエットやDan Duchaine のボディオパス、Lyle Mcdonald のケトジェニックなど、炭水化物を減らしてケト―シス状態を作り出す方法が10年以上前から実践されているし、実際に成功例も数多い。

 

しかし某ジムで推奨しているやり方のように、「タンパク質だけ摂取して、炭水化物と脂質を完全にカット」する方法はダメだ。一時的に水分が減少して体重は減るけど、筋肉も落ちる。


筋肉が落ちるから、代謝が下がってヒドいリバウンドをする。


炭水化物を制限しているときは「糖新生」という代謝により、筋肉がエネルギーとして燃やされてしまう。しかし「ケトーシス」という状態になれば、それを防ぐことができる。


そしてケトーシスは、「ケトン体」という脂質の代謝物質が必要とされる。ケトン体はアミノ酸からも造られるが、それによって、余計に筋肉がコワされてしまう。


だから炭水化物制限中は、適度に脂質を摂取しなければならないのだ。それを知ってたら、「3週間だけ鶏肉だけ食べるダイエット」なんてのに手は出さないだろうね。 







いや~、タメになるブログだなぁ・・・



さて、脂質はどれくらい摂ればいいのか。次回はそれについて解説するよ。