ちょっとイジワルな私としては、この時季になって「花粉症対策」について書いてみようかと。


ちょっと長くなりそうだなー。とりあえずはPart1、行ってみよう。



なぜ花粉症になるのか

 誰でも知っているとおりだけど、花粉症はアレルギーの一種。では「アレルギー」とは一体なんなのか?


簡単に説明すると「免疫反応の一種で、カラダに入って来た異物を攻撃・排除しようとして起こる反応。しかし反応が過剰&過敏であり、カラダにとって都合の悪い症状を引き起こすもの」といった感じかな。


なおアレルギー(Allergy)の語源は、ギリシア語のAllos(Altered 異なる)という言葉と、Ergon(Action 反応)という言葉が組み合わさったもの。つまり、通常の生体反応とは違った反応のことを指しているわけだ。


 さて、ここで考えてほしいのは「なぜ、カラダは異物を攻撃・排除しようとするのか」。異物が入ってきたらマズイ、というのは何となくわかるけど、ここをもう少し掘り下げて考えてみるとしよう。



■免疫の仕組み 

私たちの筋肉や骨、内臓、脳などは、すべて毎日のように細胞が新しいものに入れ替えられている。これは「DNA」の働きによるもので、DNAという設計図によって「私」が作られているということ。


そして人間の細胞は、赤血球などの例外を除き、その全てがDNAを持っている。

それを免疫システムが監視することによって(※)、自分のカラダの中にある細胞が、全て自分のものなのかどうかを確認している。

これは同時に、自分以外の細胞も認識できるということにもなる。この「自分なのか、自分ではないのか」を認識する反応こそが、免疫における重要なポイントになるのだ。


 実際にはDNAそのものを監視しているというわけではなく、細胞内でDNAによって作られたタンパク質がペプチドに分解されたものを、「DNAのサンプル」として監視している。



さて、ここで考えてみよう。自分以外の細胞をカラダの中に好きなだけ取り込むことができるとしたら、いったいどうなることか?



これは一見、都合の良いことのようにも思る。例えば頭のイイ人の脳を自分に移植してしまえば、もっと頭を良くすることができる。顔を良くしたければ、首から上をすげ替えてしまえばイイ。


しかし、残念ながらこういうことはできない。それはなぜか?


さまざまなDNAが一人の人間の中に簡単に混じりこんでしまったら、「進化」は起こりえない。

さまざまな「個体=ひとつのDNAセット」が大量に存在することで、環境に適合したDNAの個体だけが生き残り、その繰り返しによって進化が起こってきたわけだ。


そして病原菌やウィルスにもDNAがあり、カラダの免疫システムはそれを察知して、「自分ではないもの」が入ってきたということを確認する。そこで免疫反応が起こり、攻撃・排除しようとするということ。



つづく~~