だいぶ前の話になるが、遺伝子組み換え技術を用い、サントリーから青いバラが商品化された。


http://www.suntory.co.jp/company/research/hightech/blue-rose/index.html

なぜサントリーなのかと思ったが、どうも酒造技術を他の分野にも活かしたいということらしい。サントリーの酒にはバイオ技術がよほど使われているか…

青いバラは長い間、存在しなかった。園芸家たちによって古くから交配が繰り返されてきたのだが、実はバラにはもともと青い色素がない。だから自然に作ろうとしても、それは無理だったのである。
"Blue Rose"といえば、それは不可能という意味だった。

これを科学技術の勝利とみる人は多いだろう。しかし、私の考えは違う。

自然の調和を乱すとか、神の領域に踏み込むことだという批判も出てくるだろうけど、私の考え方は、それとも違う。

「青いバラはできない」。そのままにしておくのが美しい。それが私の考えだ。

見果てぬ夢は、いつまでもそのままであってほしい。


モーツァルト、クレー、ランボー あるいは不思議の環