年末にトルコに行く事にした。世界一周の時に行きそびれた国のうちの一つで、その時の候補でまだ行ってないのは◎カナダ◎キューバ◎トルコ◎インド◎ネパール◎ミャンマー◎マレーシア◎インドネシア。で、◎ベトナム◎カンボジア◎タイにはその後行ったし、カナダはオーロラが見たかっただけ。キューバは行きたいけど危険？な国は好きじゃないしまぁ、南米中米は結構行きたい所に行ったからもう、どうしても行きたいって訳でもない。インド、ネパール、ミャンマー（あと、ブータンとかあの辺り）は何処かに行きたいけどマレーシアとインドネシアはなんで行きたかったのかも朧げで、多分鉄道に乗りたいとかそんな所だったと思う。バカンスで行くにはいいけど、もし一人旅で今行くならトルコかインドだ。インドにも行ってみたい。
それでチケットとホテルと、現地のツアーをバラバラに押さえてる最中にカッパドキアで事件があって、一瞬どうしようかと思ったけどもういまさら他の土地に行く気がしないぐらい盛り上がってて、毎日トルコ語のページを眺めてる。
多分、あいさつぐらい覚えておいたら後は英語でなんとかなる気がする。覚えた所で、トルコ以外の国ではほぼ使わないし通じないと思う。結局英語より通じる言語って地球に無い気がする。観光で行くなら英語が分かったら十分かも。
でもオーストラリアからニュージーランドを経てはじめてスペイン語圏に降りた時のあのどうにもならない感じ。空港内では普通に通じる英語が、タクシーに乗る時点でもう通じない。一個もわからない。迷子になってなんも通じないし、宿に帰れないし、タクシーも呼べない。電話も通じない。それが怖いのと、その後ちょっとずつ覚えていく過程で、覚えたての言葉が通じたり、何言ってるか分かったり。それが面白くて、嬉しくて、あの感じをまた味わいたいというか。そんな感じで覚えようとしてる。
たぶん英語だけじゃその辺のおっさんと笑えない。商売の人としか通じない。その辺のおっさんと話す機会なんてそんなに無いと思うけど。でも言葉とか文化って面白いし、ちょっとぐらい分かった方が面白いと思う。
メキシコでヒッチハイクした時に、乗せてくれた親子が英語圏の人で「昔ここに隕石が落ちてダイナソーがダイしてセノーテが沢山出来た」って説明してくれるんだけど、ほぼ分からなくてダイナソーがダイ、セノーテぐらいで想像するだけなんだけど、全部スペイン語だったら、なんの話かすら分からないんだからやっぱ英語って全然分からないけど、中学校レベルでもなんとか分かるもんなんだなって思った。
チリから荷物を送るのにクアントペソスでクアントクエスタとかその段ボールがキエロだの言ってたらなんでそんなに喋れるんだなんて言われて嬉しかったり。船で会ったおばあちゃんが今日は誕生日だからお前に会えて良かったとか。スペインでロストバゲージして全然通じなくて、結局現地の友達に助けてもらったり。金萬の歌がスペイン語だって気づいたり、あの車の名前がスペイン語だったり、あしたまにあーなとか。アゴラ広場とか。スペイン語が分かったらポルトガルとかヨーロッパの他の国の言葉ってなんか似てて面白かったり。モロッコとエジプトは文字すら読めないで完全にお手上げだったり。
タイとカンボジアには一つも覚えないで出かけたけど何処でも英語が通じたし、子供でも商売なら人種を見分けてこんにちわとか色々な言語で挨拶してくる。
ベトナムも何も覚えないで行ったけど、何日か通ったお店の人が日本語で話してくれるからちょっとだけベトナム語を覚えて使ってみたり。
オーストラリアで電車の窓から写真を撮っていたら、おじいさんに話しかけられて、ここから撮れとか、そろそろポイントが来るとか、ひとしきり会話した後でこれはいつか、お前の「なんとか」になるって言われた、そのなんとかが、メモリーなのか宝になるのか、どうしても分からなかった。
カンボジアの小さい祠で、おばあちゃんが線香をあげてて、色々話しかけてくれるのが一つも分からないで、結局最後までわからなかったけど、ジェスチャーで左手を出して、赤い毛糸を手首に巻いてお祈りしてくれた。
あの時、少しでも言葉が分かればもっと良かったかもしれないってのも少しはあったり。
ちょっと覚えたスペイン語でなんとか旅行出来たし、知ってる言葉をトルコ語に変換したりしてる所。でも全然覚えられない。なんだかんだ言って英語とスペイン語もちょっと似てるのあったりするし。トルコ語なんか全然違いすぎるし馴染みも無いし苦戦中。
12年前の今日はビルに飛行機が突っ込んだり、7年前、初めてアメリカに降り立ったり。あの地震から2年半。デモとかテロとか、気球が燃えたり、携帯盗られたり、色々あるけど。
安全第一、safety first、seguridad en primer lugar、önce güvenlik、arkadaş、AMIGOS!!!