娘。学 20講義目「モーニング娘。からモーニング娘。'14 へ」 | オッサンのオッサンによるオッサンのための娘。学

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現場は大阪(関西)周辺に出没します。

前回の講義から10ヶ月も経ってしまいました。本講義を楽しみにしていただいている
生徒さんには大変申し訳ありませんでした。今年から年に数講義は上げようと思ってお
りますのでまたよろしくお願いします。



さて、今回は15講義目にお話した内容の続きとなります。という事で約3年分のモー
ニング娘。の動きをザっとまとめてみました。



まず、プラチナ期と呼ばれるメンバーから亀井氏、ジュンジュン、リンリンが卒業した
事でメンバーの若返りがはじまるわけですが、9期加入後その勢いは止まる事を知りま
せん。今も尚続いてます。つまりはキャリアのあるメンバーが続々卒業してると言う事
で、あれだけ固定メンバーだった一時期に比べると毎年誰かが抜けて誰かが入るという
事が繰り返されることになってます。



若返りはどうしてもグループとしてのスキルが落ちるのは致し方ない事ですが、それを
しなければグループはマンネリ化、高齢化を辿ることになりますから新メンバーの加入
は必ず行わなければならないのばモーニング娘。のさだめとなりますね。



そこで9期に引き続き10期の加入。これによって9期の成長も著しくすることになり
ます。人に教えるという事は自分を知らないと出来ないわけで、その事によって自分を
知り、後輩と一緒に成長する。このルーチンが出来上がるわけです。言ってみれば部活
動と同じですね。



しかし、歌えるメンバーが多かったプラチナ期のメンバーが卒業するわけですから、そ
れに変わる歌えるメンバーも必要。残念ながら9期、10期には所謂歌唱に秀でたメン
バーは居なかったので、11期は歌に特化したメンバーを探すオーディションとなりま
した。



結局合格者は一人でしたが、なんとか歌えるメンバーが加入することによって田中氏の
卒業にGOが出たわけです。これが新人アイドルなら別に全員歌えなくともそう問題は
ないのでしょうが、いかんせんモーニング娘。は歌わなければ出来ないパフォーマンス
の曲が山ほどありますから、歌えるメンバーはなんとしても欲しかったわけです。



さて、これとは別に若返ったモーニング娘。を売り出すために陣営は某広告代理店、い
わゆる「大きな力」を利用することになります。たしかに莫大な費用はかかりますが、
やはり大きな力は絶大で50枚目のOne・Two・Threeを皮切りに、今までに
やった事のないような大キャンペーンを行い、また、マスコミを利用して「モーニング
娘。はキテる!」という刷り込みを行いだします。



テレビや雑誌で「今モーニング娘。がキテる」と連日の様にふれこむことによって世間
の認識はそっちへ傾いていき、本当にくるようになってしまうのが怖いところですが・・・



それでもファンの協力もあっていよいよオリコンウィークリーチャートの1位を取る事
となり、それも連続で取る事になります。



プラチナ期でこのキャンペーンをやったら果たして今の様に1位を取れるようになった
か?と言うと多分ノーです。やはり若返りは必要必須条件だったと講義人は思います。
では逆に若返ったのだから別にキャンペーンはやらなくても売れたか?と言うとこれま
たノーです。大きな力のおかげでメディアへの出演があったからこそ売れたわけです。



つまり、事務所の取った政策と(もしかしたら大きな力がそうさせたのかもしれません
が)大きな力を使った事で初めて今のモーニング娘。が出来上がったと言う事です。



しかし、確かにセールスは上がってますが、これはチェキ会や個別握手会、そして即売
会で大量にCDを購入するヘビーなファンによって支えられているのも確かな事なので
その人達の資金力があるうちに新規ファンを大量に獲得しなければいつまでこの上げ潮
が続くかは分かりませんね・・・



それでは教材ビデオをご覧いただいてご確認ください。