事業に失敗して1000万円の

借金をつくってしまいました。

 

我が家という船を”どろぶね”に

してしまった、どろぶね船長です。

 

借金返済と子供4人の進学資金を

貯めるため頑張ってます。

 

 

 

こんばんは、どろぶね船長です。

 

この記事は、下のリブログのリライト記事です。

 

 

  どろぶね船長の事業失敗

事業に失敗して倒産してしまいました。

残ったのは借金1000万円。
 

完全にコロナに翻弄されてしまいました。

 

 

  コロナなんて誰も気にしていなかった

開業にむけて2019年夏から銀行と融資交渉を行っていました。

 

このころは新型コロナなんて存在していませんでした。

 

事業計画の練り直しや手続きなどを経て、

 

2019年末にほぼほぼ融資が決定。

 

保証会社を付けましたが、契約の関係上、融資実行前にテナント契約が必要でした。

 

2020年2月付でテナントを契約。

 

このころ日本でも僅かにコロナ感染者が出始めた頃。

まだ誰もマスクなんてしていませんでした。


 

 

  3月にはマスクが当たり前に

3月1日に開業届を出してオープンに向けて動き出した時、

 
まだ、マスクはしている人はいませんでした。
 
ところが、月末にかけて様々な業者様と喫茶店で手続きを行っていましたが
 
3月後半になるとマスクが当たり前になっていました。

 
 

  緊急事態宣言下でオープン

このころ開店準備に遅れが発生していました。
 
一足先にコロナが流行した中国で多くの工場が止まったため
 
多くの機器で部品が日本に入らず、製品が製造できないという状態になっていました。
 
さまざまな機材に遅れが生じて、回転できない状態でした。

結局、開店したのは5月末頃。
 
1回目の緊急事態宣言下となりました。

当時は、オープンキャンペーンなんてとても行える雰囲気ではありませんでした。
 
チラシ配りですら嫌がられる状態。

静かなオープンを迎えました。
 
 
 

  二度目の緊急事態宣言

コロナが少し落ち着いた頃、漸くお客様にご来店いただけるようになりました。
 
売上も右肩上がりになりはじめ喜んでいた矢先に

2021年初に2度目の緊急事態宣言が出されました。
 
この結果、お客様は激減。
 
また振り出しに戻ってしまったかのようでした。


 

  売上増加とコロナ感染

二度目の緊急事態宣言もおわり、お客様が徐々に戻り始めました。
 
新型コロナの患者数の増減に合わせてお客様の増減はあるものの
 
それなりに売り上げが右肩上がりを取り戻しました。
 
 
ところが、一年で1番大切な掻き入れ時に従業員がコロナを発症しました。
 
私ともう一人の従業員とコロナを発症した従業員3人で密室で作業をしていました。
 
自分が濃厚接触者になるのかも良く分からない中でしたが
 
デルタ株で感染者が急増した時期であったため、感染者本人にも保健所から連絡が入らず混乱しました。
 
 
コロナを発症した従業員は、体調不良を感じ病院と保健所に電話。
 
手が回らないため自宅待機するよう連絡を受けましたが、
 
何人かと接触しているため簡易キットを入手し、自分で検査。
 
結果、陽性と出たのですが、それを保健所に伝えたところ、
 
陽性なら病院に行かないで下さいと言われてしまったとのこと。
 
 
自分が感染しているかもしれない中、営業を続けることはできず、やむなく臨時休業。
 
ご来店予定のお客様には、「コロナが出た」と噂になってしまうのを覚悟で
 
正直に話をして予定を変更して頂きました。
 
 
 

  2人目のコロナ発症

当時、隔離期間は2週間と言われていました。
 
結局、本人はコロナの感染が確認されたものの、
 
保健所からこちらへの連絡や、こちらの対応についての連絡はありませんでした。
 
マスクをしていたので濃厚接触者には当たらないとの判断です。
 
 
2人しかいないうちの1人が休んでいるため営業することが難しく
 
結局2週間の臨時休業を行いました。
 
そして、復帰する直前のことです。
 
もう一人の従業員が体調を崩しました。
 
症状から見て新型コロナ。
 
 
またもや臨時休業となりました。
 
結局4週間の臨時休業です。
 
実はこの4週間は1年の売り上げの1/3を稼ぐ非常に重要な時期でした。
 
これが全て吹っ飛んでしまったのです。
 
 

  貰えない補助金

私の事業は飲食店ではないので、休業しても補助金は無しです。

コロナ関係の補助金は多数ありましたが、
 
基本的にコロナの流行前後で売上の比較をして

売り上げが50%程度減っているともらえるという仕組みになっていました。
 

私はコロナ流行前はオープンしていなかったので、
 
コロナ前後での売り上げ比較ができません。
 
このため、補助金は全く受け取ることができませんでした。
 
 

  閉店、倒産を決意

もっと早く潰してしまえばよかったかもしれませんが、
 
一度始めた事業をやめるにはとても勇気がいります。
 
始めるよりやめる方が100倍勇気が必要でした。
 
 
既にコロナが下火になったとしても営業を続けるのが
 
困難は程、資金繰りは悪化していました。
 
ワクチンでコロナ収まってくれないかな。
 
そしたら営業続けられないかなと甘い考えを持ってしまいました。

しかし、長引かせれば長引かせるほど従業員の時間も取ってしまいます。
 
ある日、思い切って資金繰りが悪化していて続けられないことを従業員に告げました。
 
 
 

  残ったのは借金1000万円だけじゃない

結局、営業を停止して倒産。
 
残ったのは借金1000万円です。
 

でも借金だけではありません。

 

2年間の経験も残りました。

 

この経験を無駄にするのはもったいない。

 

ということで、倒産はしたものの同じ事業で個人事業を継続しています。

 

事務所が無くなった分、固定費は身軽になりました。

 

コロナごときに負けてはいられません。

 

これから取り戻します。