バックナンバーはこちらからどうぞ♪→泥棒猫の言い分 目次
ついに、私という女の存在を明かしてしまった虎キチ。
私からは、
「言わないで!」
と言われていたにもかかわらず、モラ美の執拗な、
「女居んだろ」
攻撃にプッツンきてしまい、腹立ちまぎれに暴露した感のあるカミングアウトでした。
私が最初に私の存在を内緒で頼んだのは、独占欲の強いモラ美が、ほかの女に渡すもんか!と余計に依怙地になることをおそれたのが理由でした。
しかし、
ことはおかしな方向に進んでいきました。
「やっぱりね」
「そんなの知ってたわよ」
そのいつもの知ったかぶりから始まり、モラ美は私の情報を虎キチから聞きたがりました。
虎キチは、またバカ正直に全て話してしまいました。
7月にブログで知り合った。
8月から関東と関西で遠距離恋愛。
電話で話す仲でまだ会ったことがない。
10月に友だちに会いに行くというのはウソで実は彼女と初デート。
所属している非営利団体も、彼女と結婚したいから辞めるつもり。
これらのことです。
(またキレイにぶちまけたよ…)
モラ美は、あるふたつのことを何度も、根掘り葉掘り、しつこく問いただしました。
会ったのか?本当に会ってないのか?
ブッ挿したのか?本当にブッ挿していないのか?
これです。
(猫にはわからへんヤツや)
何度も聞いて、虎キチの態度からウソじゃなさそうだと信じたモラ美は、
ホッε-(´∀`; )
とした様子でした。
(本当にわからへん、こんだけ自分嫌われてんのにブッ挿してないから何だっちゅうねん)
そしてなんと驚くべきことに、
あれだけ考え直せと日夜詰め寄っていたモラ美が、
突然、
まあ……、
離婚しても?
いい?
かな?
私?
という態度を取り始めたのでした!