映画 ゴースト・イン・ザ・シャル 日本語吹き替え | 沈みかけ泥舟のメモ

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今はネタバレなしの映画感想ブログ化してます。

映画「ゴーストインザシャル」の吹き替え版を鑑賞しました。

 

普段は洋画を見る時は字幕版を見て、役者さんの声を楽しむようにしているんですが

ゴーストインザシェルの吹き替え版は評価が高いアニメ版の声優さんが参加されている事と、

サイバーパンクではよくある情報過多の画面で見逃せない要素があり過ぎて

字幕を読んでいる暇がないという事もあって吹き替え版を楽しみました。

 

荒巻課長を演じるビートたけしさんは字幕版でも日本語でしゃべっているらしく、吹き替え版でも画面上の演出として英語字幕が出ていました。

吹き替え版を見てしまうと英語で話す他の出演者の中で一人だけ日本語で話しているという不思議な雰囲気は味わえません。

また、重要な役で桃井かおりさんが出演されていますが、吹き替え版では本人ではなく別人が声を当てているので不自然さを感じます。

 

その2点を除けば吹き替え版も十分楽しい作品なので、字幕版吹き替え版どちらも面白くみられるのではないでしょうか。

 

ネタバレになるので詳しい内容には当然触れませんが、攻殻機動隊の雰囲気はバトーやトグサといったキャラクターや風景にうまく取り入れられてますが

やはり時間制限が厳しく映像で見せていく映画という媒体では人格や精神の「存在」についてなど

ゴーストインザシェルの「深み」には踏み込めていないのがちょっと残念です。

ブレードランナーくらい原作を無視して描けば可能だったのかもしれませんが、

原作を大事にしすぎたためのトレードオフという感じでしょうか。

 

代わりにサイバーパンクのアクション映画というだけでは終わらせないために取り入れられたのがある「有名SF映画」のテーマです。

 

一応伏せ字にしておきます。

 

このタイトルだけで一気にネタバレしてしまうので。

 

それは「ロボコップ」です。

 

物語の骨格は完全にこちらになっています。

もちろん、ゴーストインザシェルらしいエピソードも組み込まれてはいますし、

原作やアニメで名シーンとされるものが採用されていたりしました。

 

少佐のスーツが太めでぽっちゃりして見えるとか気にしようと思えば気になる点はありますが

ハリウッドで実写化された日本アニメ作品ではトップクラスの出来だと思います。

 

サイバーパンクが好きな方。攻殻機動隊ファンでも心が広く原作と違っても笑って許せる方にオススメです。