日本維新の会代表の橋下徹さんの
「慰安婦は戦争当時に必要だった」という発言が
今もまだまだ波紋を広げています。
日本維新の会の石原慎太郎さんは
「軍に売春はつきもの」と発言して橋下さんに同調しました。
これに対して、自民党の面々は安倍内閣閣僚も含めて
「慰安婦は人権侵害」「慰安婦が必要というのは女性蔑視」と
橋下徹さんへの批判を口々に行いました。
アメリカ議会や韓国でも橋下徹さんの発言への批判が行われています。
では、自民党政権は韓国で賠償を求めている元慰安婦に
何らかの誠意ある対応を行う用意があるのでしょうか?
もちろん、そんなつもりは安倍晋三さんをはじめとして
自民党の面々にはまるでありません。
橋下徹さんは「慰安婦は必要だった」という発言と同時に
「日韓基本条約で解決しているから何もしないなんて言わない」
「元慰安婦の方々には対応していく」
とも言っていました。
「日韓基本条約で全て解決済みである」と言い続けて
人道的な救済などまるで考えていない自民党と比べると、
実は橋下徹さんの方が韓国の元慰安婦の味方と言えます。
橋下さんは目の前の相手を論理で言い負かすことが仕事の
弁護士だった頃なら使う言葉の意味を
その場で定義して的確に伝えれば問題ありませんでした。
けれど、政治家ともなると言葉は自分の思いとは関係なく
一言一言が解釈されて広められていきます。
自民党議員のようにその場その場で自分に都合が良い発言をくり返すのを
とてもじゃありませんが良いとは言いませんけれど、
少なくとも解釈に幅がうまれるような発言はしないように
気を付けていただきたいなと思います。
泥舟、今回の騒動で自民党がこれから慰安婦問題にどう向き合うか見物だと思う。