香川照之さん、堺雅人さん、広末涼子さんによる
「鍵泥棒のメソッド」を鑑賞してきました。
大泉洋さん、佐々木蔵之介さん、堺雅人さんの
「アフタースクール」の監督ということで
予想を裏切る展開に期待してましたが、
どんでん返しが最大の盛り上がりとして構成された
「アフタースクール」ほどの驚きはありませんでした。
「そうだったんだ」と驚かせるシーンはありますが
あくまで物語の転換点としての驚きで
どちらかというと真相がわかってからの
「じゃあ、どうするんだろう」という部分を楽しむ作品だと思います。
ミステリー色が強い「アフタースクール」と違い
「鍵泥棒のメソッド」はずっとコメディ寄りの作品です。
「アフタースクール」を期待すると肩すかしを食いますが
笑いたい、コメディがみたいという要望にはしっかり応えてくれます。
香川照之さんと広末涼子さんが演じるキャラクターの
何事もきっちり計画を立てて行動する面白さと
その真反対に位置する堺雅人さんのいい加減なキャラの
くっきりした対比が非常に面白いです。
この入れ替わりというモチーフは
王子様と乞食の入れ替わりからずっと使われていて
悲劇にも喜劇にもなる定番であり鉄板ネタですけど
やはり入れ替わる二人の違いが大きいほど面白いです。
難しいことを考えずに笑いたい方にオススメします。
泥舟、オープニングから面白い。