今年は蚊に刺されずに済むかなと思ってたんですが
思いも寄らないタイミングで刺されました。
そのとき口にした言葉が
「蚊にかかれた」です。
蚊に「かかれる」。
たぶん東北の言葉だと思うのですが
改めて考えるとよくわからない言葉です。
蚊という虫の口先と花の蜜や血を吸うという生態から考えると
蚊に刺された
蚊に吸われた
というのがイメージしやすい言葉だと思います。
これに対して
蚊に喰われた
蚊に食べられた
という言い方をする地域がありますが
蚊が食事として血を摂取するということを
人間の食事と同じイメージにとらえ直すことになるので
直感的とは言いにくいです。
蚊にかかれた
は「喰われた」の変形じゃないかと思いますが
あまりに変わりすぎて言ってる本人もピンときにくいくらいです。
この言い方はどれくらいの広がりがあるのでしょう。
本当の「かかれた」の語源は何なんでしょう。
厳しい残暑の中、かゆみに耐えながら考えてしまいました。
泥舟、方言だって美しい正しい日本語。